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ものづくり

ものづくり、設計について私が学んだシンプルな事。
私は長年製造業が長かった事と、私が作業について左利きだった事で、教わった事があるのです。
作業工程で何故か右利きの人の作業工程が悪いのに摺りかえられて、左利きの私の作業工程が悪いと不評されていた時の事なのです。
長年幹部でやっていたある会社の上司がこっそり教えてくれたのですが、設計の段階で右利きの人が右寄りで設計をすれば、コピーをしたときに反転されて左工程になるんだそうで、鏡の法則ですね。結果、ものづくりの段階でライン上で作業するときに左利きの人が作業に有利になるんだそうです。だから現場の右利きの人が作業工程で不利になっている事実を設計の時点でエンジニアがわからないから、このズレが起きるんだそうです。
こんな単純な事もわからず改善もできずにズルズルと続いている所為で現場の作業の方が、大変な思いをしているんだそうです。
そして、私のような少数派の左利きの人間が現場ですんなり作業されると、元の問題の判っていない、多数派で右利きで長年やっている同業の人たちがプライドもあるらしく『気に入らない』とムキになってすり替えて貶めてくるのだと教わっていたのです。
とってもシンプルな問題なので、もし心当たりあるなと思われる方は設計を見直してみるのも、ありかもしれません。
今は殆どが機械化されているでしょうから、あまり人員は必要とされてないかもわかりませんが、設計をするのも人間だという事です。
将来AIが設計を担うようになっても、こういった隙は見つけようと思えば今後も見つかるかも知れませんね。
これは、私の唯一のスキルです。

製造業でも他の業界でも同じ事ですが、予測できない事が起きた時に咄嗟の対処ができる柔軟性を、これからの人材のスキルとしては必要になってくるのではないでしょうか。



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