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22【認知症】グループホーム入所に向けて①

「お母さんのことはお父さんが看る。」
父がそう言って始まった認知症介護。

あれから9年。
そう言っていた父の口から
「もう無理や…」
と言う言葉が出るようになった。

もっと大変な状況でも
自宅で介護している人はたくさんいる。

ただ認知症介護をするには
スルーできる能力が必要なように思う。

うちの父にはその『スルー』力が足りない。

それは認知症に対してだけの問題ではない。
きっと生き方が真面目過ぎるのだろう。
でもその真面目な生き方をするのが
父であって、それを否定してしまうのも
違っているように思う。

それで母をグループホームにお願いすることにした。

主治医から母に入所を薦める話をしてもらったが理解できていない様子だったので、
「お父さん最近めまいがすると言うから
念のため検査入院することになったよ。
その間、お母さん一人では家で生活できないから、ここに泊めてもらおうね。」
と私は母にパンフレットを見せた。

たぶん理解できていない。
その上、話をしたことも間もなく忘れて
しまうので、事前に理解させることに
力を注ぎ過ぎるのは辞めておこう。

どうにかなるだろう。

入所の日まで私のスルー力を発揮する。


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