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エクストリーム帰寮2023前編

この記事はエクストリーム帰寮アドベントカレンダー2023の13日目の記事です
この記事は前編でエクストリーム帰寮中の感想がメインです反省などは後編に書こうと思いますので是非後編も読んでねー

https://note.com/shiny_lilac433/n/n571751a10105


エクストリーム帰寮とは?

エクストリーム帰寮とは京都大学の熊野寮の祭り熊野寮祭の企画の一つで
目隠しをして車で遠くに飛ばされてそこから徒歩で帰ってくるというエクストリームな企画です。またGPSを用いたマップの使用は禁止です。

たまに吉田寮のヒッチレースと混ざっている人がいますが別物です。

距離は参加者が選べて短い人だと20km長い人だと200kmと距離は様々です。山奥に落とされることも多いので歩く楽しさを教えてくれますよ!

また、熊野寮祭はエクストリーム帰寮のほかにも面白い企画がたくさんあるので興味がある人はぜひ調べてみてね

参加した経緯

この企画を僕が知ったのが春に吉田寮のヒッチレースを見たときに熊野寮にはエクストリーム帰寮があることを知って登山とかサイクリングとか移動が好きだったので参加を決意したいなと思ってました。

その気持ちを抱えたまま11月になってサークルの先輩が出たいと言っていたのでその先輩と同級生の3人で一緒に行くことになりました。
しかし直前になって先輩がインフルエンザにかかって、同級生はいかないことになり一人になってしまいまったので距離をどうしようと思い安易にTwitterのいいねの数で決めました(あほ)

エクストリーム帰寮における記念すべき最初の失敗

朝4時ぐらいだったのでそこまでいいね来ずに60km前後になるだろうというMAXコーヒー並みに甘い見通しでツイートしたら想像の2倍ぐらいいいねきてびびりました。
前に40kmぐらい獲得標高2000mの駅から山往復の登山をしたことがあったので平地なら88kmぐらいいけるかなという浅はかな考えで応募して当日を迎えました。

準備編

今回のエクストリーム帰寮では以下のものを準備しました。
基本的には登山で使うものですね
食料以外は買わなかったので安く済みましたね
・スポーツドリンク600ml×2
・モバイルバッテリー
・塩飴
・グラノーラ360g
・カロリーメイト2箱分
・柿の種6袋
・男梅グミ
・トレッキングポール
・モバイルバッテリー
・モバイルWi-Fiという名の白い板
・ヘッドライト
・テッシュ
持ち物については詳しくは後編で触れます

持ってったもの

服装
いつも秋山に着てくやつ適当に着た(雑)

エクストリーム帰寮本編

スタート

もともとスタートは20時の予定だったので3限を切って食料を買ってから4時間ぐらい仮眠をとって18時に起床松屋で麻婆豆腐定食を食べて熊野寮をに向かう

どうでもいいですけど松屋の麻婆豆腐定食安くてライスお替りし放題なのすごいですよねお代わり無料なので紅ショウガ丼、サラダ丼、麻婆丼の3杯食べれるし

熊野寮は初見だと入りにくい空気出てますが入ってみると楽しそうな空間でしたね
受付を済ませてドライバーの人と合流して車の外で待ってたら同じクラスで同じサークルの人がきて和みました類は友を呼ぶってやつですね

同じ車の人は60kmが5人、88km1人(自分)、100km1人という頭のおかしい人が集まっていておもしろかったです

目隠しをして車に揺られること2時間半ぐらいで60kmの人達がおろされて3時間ぐらいで自分が降ろされましたされました
ドライバーの人にお礼を言いざエクストリーム帰寮開始!

四日市・鈴鹿

おろされて周りをほっつき歩いてみると看板を発見し三重県に飛ばされたことが確定
もともと出身が愛知で三重県の北部は地名が何となくわかるので一安心

この看板写真を撮った後手袋がないことに気づき手袋紛失RTA世界記録樹立した
熊野寮では確かに持ってたのに…

方角を考えると北西方向が京都の方角だが観光マップ的なのを見たら少年自然の家とかいう田舎にしかない高確率で行き止まりか山奥へつながる施設が書かれていたのでいったん街の明かりが見えて車の音がする南に向かう

スタートから一時間弱青看板を発見!
どうやら発見した道は国道306号線らしい
津・鈴鹿方面に行くかいなべ・菰野方面に行くかの二択となったが鈴鹿山脈の峠を鈴鹿峠しか知らなかったのと、現在地は四日市の西のほうと推定しており南にに向かえばほぼ確実に国道1号線と合流でき、合流できた場合帰り道に迷うことがなさそうだという理由で津・鈴鹿方面を選択しばらく歩く
この選択は微妙だったかもしれない

これは少し役に立ちそうな知識なんですけど鈴鹿峠は鈴鹿市ではなく亀山市にありますこれは来年のエクストリーム帰寮に出ます覚えておきましょう。

国道と早く合流できたのは幸いであって不幸であった…

亀山市

亀山市に入ってとうとう待ち望んだ国道一号線と合流

大津の文字がでてきてテンションが上がった

合流したと思った矢先亀山バイパスに入って国道一号線に入って歩行者は歩けなくなりましたが、幸い亀山バイパスは側道が全区間についていて見失うことはなかったです(アップダウンが多くて結構きつかったですが…)
エクストリーム帰寮における国道一号線はツンデレちゃんですねかわいいです
亀山バイパスが終わりしばらく歩いていくと鈴鹿峠にぶち当たります
ここを越えたら滋賀に行くことができる三重県最後にして最大の難所です。

関宿を越えてから本格的な峠道が始まります
しばらく歩いて鈴鹿トンネルを抜けてスタートから7時間半で三重県を脱出この時点で35kmぐらい歩いてました

三重県を脱出しかし本当の地獄はここからだった…

甲賀

甲賀市に入ってしばらくすると道の駅があって長めの休憩をとる

道の駅あいの土山
道の駅は休憩場所としてはかなりおすすめです(この後国道一号線沿いに道の駅は二度と現れませんでしたが…)


この時点で40㎞歩いていて足の裏が少し痛いと感じていたが休憩後歩き出すと悪化していたので薬局で痛み止めを購入
しばらく歩いてから公園のベンチで休憩した時に飲みました
その後しばらく歩いていたら国道一号線がまたツンツンして歩道が消えました…
少し役に立つ知識として国道一号線の甲賀市街と書かれた県道549号線を行くとしばらく歩いた後に国道一号線と合流できます

国道一号線に行くと歩道がありません注意しましょう

一号線と感動の再開を果たしくそ長い甲賀市街を歩くと湖南市に到着
疲労かなんかのせいでここら辺から記憶があんまないです…
甲賀市はくそ長かったです
エク帰の刃無限甲賀編
甲賀のことが嫌いになりましたついでに工化のことも嫌いになりました(錯乱)

多分こんなに苦しんだのは甲賀のこと”こうが”って読むとずっと勘違いしてたせいでしょう

お気に入り写真
絶対に来たことがないのにどこか懐かしさを感じる風景

湖南・栗東・草津

湖南に入ってからまた一号線がツンツンしましたがこちらの迂回は旧道を通り三雲のほうに行くだけなので特に問題はないと思います

また栗東市に入ってからも国道一号線に歩道がない区間がありますが大き目の道を北西方向に適当に歩いたら草津とかにつくのであまり気にしなくて大丈夫だと思いますあと国道4号線も便利ですよ
国道一号線に固執すると痛い目をみます

栗東市の国道一号線と国道八号線の交差と栗東ICですが徒歩で行くと迂回にかなり手間取ります自分は前者のせいで一時間半ぐらい同じ場所をさ迷い歩きました
これはおそらく栗東市を”あわひがし”と呼んでたせいでしょう

遠くで輝く花火を横目に泣きそうになりながら右往左往した

栗東市入ったあたりから足の痛みが増してきてかなりしんどくなってきたのと前述の道迷いからマックで休憩、しかし痛み止めが足の裏の痛みにはあまり効かずもう少し遅くなると終電がなくなる、睡眠不足のせいか判断力がかなり落ちている等の理由で草津駅まで歩いてリタイアしました。

ここまでで歩いた距離は80km、京都の熊野寮まではあと25kmでした
88kmのコースだったんですけどねどうしてこうなったのか…

草津で無念のリタイア歩行距離は80kmでした

草津から熊野寮

正直帰りはほとんど記憶がありません
悔しさと微妙な達成感を感じていました
ただリタイア報告のツイートに温かいリプライが来て癒されました

京都駅について20分ぐらいバスの最後の便まで時間あったのに睡眠不足による思考能力の低下のせいか京都駅で迷子になって逃したのはエクストリーム帰寮最後のミスですね

なんで四日市から草津まであんま道に迷わなかったのに京都駅では迷子になったのか…

バスを逃して七条駅から電車に乗って帰寮完了
その後エクストリーム帰寮受付の人と軽めの雑談をして帰宅
痛かった足の裏を靴下を脱いで確認したところまめがつぶれてたし小指の詰めが薬指をえぐってたしでひどい有様でした…

家に帰ってシャワーを浴びてベッドで寝ました
暖かい布団がここちよかったです

まとめ

エクストリーム帰寮は後半とかは特に辛かったですがとても楽しかったです
こんな楽しい企画を運営してくださったエクストリーム帰寮の運営さんと遠いところまで飛ばしてくださったドライバーには感謝しかありません。
本当にありがとうございました。
後編には反省点と対策とかを書く予定なので興味があったら読んでみてください僕がやったーってなります。
あとモチベになるのでいいねください

https://note.com/shiny_lilac433/n/n571751a10105


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