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三成と成瀬 投げ込みクーラー 世界でいちばん透きとおった物語

GWも中休みの出勤中ですが、休み前には今年は遅かった桜前線も順調に北上していったようです。写真はフリー素材から頂きました長浜城です。

成瀬ネタも前回でひとまずと思っておりましたところ無視できない情報が!
コミカライズ版成瀬のビジュアルが新たに公開されまして、なんと三成の兜を装着しております。以前に今村翔吾氏の三成の小説「八本目の槍」と「成瀬は天下を取りにいく」は小説の構造がよく似ていることをお伝えしましたが、キャラクターも実は結構似ています。

市民思いなとこや人の評価を気にしないとこなど。偶然のコラボかと思いましたが構成に見覚えのある漫画家名が。さかなこうじ氏、三成の変な転生漫画みたいな作品を描いている人でした。ただ作画はもっと絵が上手い人がやるようです(笑) それにしても滋賀つながりで成瀬と三成を結びつけたところは目の付け所が良いです。三成に変わって漫画でも天下を取ってほしいところ。成瀬第3章大学入学編も既に読みました。最高でした。

さかなこうじ氏の三成

それにしましても2026年の大河、秀長なのは予想出来ないでしょう。
石田三成か立花宗茂だと思ってました。太賀の大河にも驚きました。お父さんチョロですよ40代以上のみなさん。既に地上波での知名度は父親を超えています。名バイプレーヤー俳優的なイメージだったのである意味秀長との親和性が高く、凄く良い作品になりそうな予感はします。今の朝ドラでは影薄めで徹している感じで全然彼らしくないですが。

大河で人気の強い戦国時代で主人公が関ヶ原にいた作品は家康を除けば山内一豊のみ。西軍は未だに誰もいません。直江兼続や真田信繫は関ヶ原にはいませんでした。そろそろあってもよいかなと思っていましたが秀長の主役でさらに遠のいてしまった気がします。死ぬまでに見られるでしょうか。

投げ込みクーラー

今回は投げ込みクーラーのご紹介です。 noteではマイナー商品か季節商品を挙げることが多いですが、これはどちらにも該当致します。普段使用することのない方にとってはどういうものなのか想像しがたいと思います。投げ込みクーラーとは水溶液の温度を下げる機械です。例えば発熱する機械の温度を下げるための冷却水を循環させるときに、温まってしまった水を水槽に集め投げ込みクーラーで冷やしたものを戻せば短時間で再利用することが出来ます。

外気温が高く、水を一定の温度より上げたくないといった温度管理にも最適です。弊社で取り扱っているタイプは本体が30kgで付属のスパイラル部分を水に浸けるだけなので使用も簡単です。これから一気に暑くなる季節がやってきますので、水の温度管理にお困りの方はぜひご検討ください。ちなみに冬場など逆に温度を上げたいときはパイプヒーターがございます。

以前記事にしましたビブリオバトルで気になった3冊はどれも読み始めました。小説は何作かを少しずつ読むことが多いです。リアルタイムでドラマをいくつか見ているのと同じ感覚です。小説はドラマのように1週間ずつ待つ必要がないので1作品に集中しますと、あっという間に終わってしまいます。

個人的に読んでいた期間が短いほど面白くても記憶に残りにくい気がします。そのためわざと3~4作くらいを同時進行で読みます。しかし今回2作は図書館で借りて読み始めたら、次の予約の方のタイムリミットが来てしまったので買った1冊に集中しました。なぜ1作だけは買ったのか・・・期間限定カバーに負けました。あんまりこういうものって効果薄いと思ってましたが、買うか迷っている人には影響するものなのを自身で実感させられました。

緑が期間限定表紙 中には従来の表紙もあります。

その買った1冊というのが「世界でいちばん透きとおった物語」です。既に期間限定カバーにあるように40万部以上売れています。何より売り文句の「電子書籍化不可能」なトリックが気になります。早速読もうとしましたら何故か他に買った書籍はあるのにそれだけが見つからず出鼻をくじかれました。次の日には見つかり読み始めましたが、この手のミステリー系ではかなり読みやすい部類かと思います。面白い面白くないは好みによりますし、特にネタバレ厳禁なので詳細はお伝え出来ないところが残念です。肝心なのはそのトリックは本物か否か。

結論を言いますと電子書籍化不可能なトリックは本当です。出来なくはないですが驚きが半減してしまいます。不可能というよりも紙で読んだ方が断然面白い結末であるというのが正しい説明かと思います。ハッキリ言って前代未聞の仕掛けです。途中で気付なくもないところが一番の驚きです。もちろん私は全く気付きませんでした。その最大のトリックのあとのラストにも仕掛けがあります。これは言ってしまってもいいと思いますが、ラストだけ読んでもその仕掛けに気付きません。いや逆に気付いてしまうかもしれないのでやっぱり最初から読んでください。純粋に過去のミステリー小説にはないトリックで驚きたい方には最大級におススメです。

ところでなぜ1日だけこの小説が消えていたか。謎は嫁が持ち出していました。たまたま試験で帰っていた子供の送り迎えの時間つぶしに持っていったようです。一言ください。彼女は私の100倍以上小説を読んでいるのでかなり辛口評価でした。概ねの感想は私と同じでトリックありき感は否めないかもしれません。ただしこの小説がまだ世に出ていなくて誰か別の人間がこのトリックを思いついたとしても真似したくはないような労力が必要な作品です。まったく何を言っているのか未読の方には分からないかと思います。要はこの作品を生み出したというだけでもかなり驚きの小説だということを強くお伝え致します。

ドラマは出だし見たものもありますが結局「ダークヒーロー」と「アンメット」に落ち着きました。ダークヒーローは前回お伝えしましたので今回はアンメットを。記憶障害を持つ脳外科医の話です。前日の記憶をすべて忘れる医者というかなり強引な設定で、ちょっと厳しいかなと思う部分もありますが、なかなかキラーフレーズを決めてきます。第一話で三平医師の「記憶力と技術は関係ありませんよ」という話。なんとなく昔の部活を思い出しました。いっこうに上手くならない野球にふてくされていたときに彼のような説明があれば反復練習の重要性を感じやる気も変わっただろうなと。教える人間はその重要性や楽しさを伝えることが最優先だと昔から思っています。急に教育者批判!?

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