福原慶匡~敏腕プロデューサーと呼ばれた人は今・・・~


2023年5月8日にて暴露系Youtuberコレコレによって炎上しまくることで有名な漫画家やしろあずき賭けポーカーを行っていたことや、元妻へのハラスメント行為や多数の女性との不倫行為等が発覚した



そのやしろあずきが所属していた会社はエンターテインメント業界ポーカー略してEGPと言われている会社のメンバーだったようで、最終的に会社側からは「多くの部分が捏造だが、関係各所への影響を考慮した結果除名処分となった(何故か削除された)



そんなEGPを調べると意外な人物と共同で運営していることが分かった。それは嘗て敏腕プロデューサーともてはやされた人物福原慶匡(以下福原元Pだった。彼はけものフレンズで一躍有名になり、たつき監督降板後もネット世論では「天才監督と敏腕プロデューサーの名コンビ」、「たつき監督と唯一無二のパートナー」、「声優を守ったパラディン」と言われる人物だった。

今回は福原元Pがけものフレンズで売れる前ケムリクサが出る前に起きた黒歴史幻に終わった第三のアニメ運営ヤオヨロズ解散後の動きを語って行く。

敏腕プロデューサーと天才監督の出会い


福原元Pが最初に始めた仕事はシンガーソングライター川嶋あいの路上ライブでの学生スタッフで、その後も大学4年時につばさレコーズを立ち上げ音楽プロデューサーつんく♂の主催するテレビ番組のプロデューサーとして活動していた他、管理人を務めるフェイスブックページが書籍化したこともあった。


アニメ業界に興味を持ったのは友人のダテコーこと石舘光太郎にアニメを見る事を進められたことが切っ掛けで、そこからMMD黎明期から活動しているcortを誘って「直球表題ロボットアニメ」と言ったMMDを使った予算の少ないアニメを制作する



そして2013年8月に自主製作を行っていたirodoriを誘って株式会社ジャストプロの寺井禎浩と共にアニメスタジオ、ヤオヨロズが結成する。ヤオヨロズではたつき監督がかなり重要視されていたようで、後年のインタビューでは福原元Pは「今のヤオヨロズはたつき監督という“クリエイター”を中心にしたスタジオになってる。」と言っていた程だ。

そして、2013年10月にスタートしたてさぐれ!部活ものがヒットし、続編がいくつか作れたが、3作目にダテコー監督が降板することとなった。創設メンバーの1人を失ったヤオヨロズだったが、2017年1月11日に始まった今では伝説レベルとなったたつき監督が商業アニメで初めて作ったけものフレンズのアニメが大ヒットし一躍社会現象と化した



しかし、その年の9月25日に残念ながらたつき監督はけものフレンズから外れてしまうこととなる。その結果熱心な信者に主にニコニコ動画やTwitterにてたつき監督に同情する発言や角川に問題提起を行う者が現れた


敏腕プロデューサーの黒歴史? ジーヴス・プロジェクト



福原元Pはけものフレンズサイドと何回か協議があったが残念ながらけものフレンズ降板が覆されることはなかった。その際にけものフレンズサイドとは食い違った内容の結果、たつき信者側のけものフレンズサイドに対する不信感が悪化した。この後けものフレンズ2にて悪化したけものフレンズサイドへの感情が最悪の形で爆発するのだった



この時にケムリクサを作成していたが、ジャストプロではとある事業を行っており、所謂Vtuberを扱う事業だった。それが「VRキャラクター執事『ジーヴス』」をメインにしたジーヴス・プロジェクト福原元Pも関わっており、かなり気合いが入っていたようだったが、残念ながら現在は公式TwitterはおろかYoutubeチャンネルすら存在しない。言わば福原元Pの黒歴史でけもフレアンチ界隈ではたつき監督が流行り病の際に開発したラジコン及び操作アプリもるにあに匹敵する黒歴史となっている。



なぜこの事業が失敗したのか、ジーヴスの生涯をまとめている人物によると、「福原元Pの宣伝が絶望的に下手だった」とのことで、確かにツイートを見るかぎり確かにもっと派手に出来たら結果は多少変わったと思ったが、それだけは原因ではないと私は考えているそれは2018年と言う時代ではVtuber業界の変化が起きていたことだ。

この年は個人は勿論企業も積極的にVtuber事業への参加が増えていたこと、箱と呼ばれる複数のVtuberが所属するグループを売り出すビジネスモデルが確立したこと、にじさんじ等2Dモデルや配信活動をメインに行うVtuberが出るなど業界が変化していた時期だった。残念ながらジーヴスプロジェクトは出る時代を見誤ったのだろう。

幻に終わった敏腕プロデューサーの野望


そして2019年1月にてたつき監督の同人作品のリメイクであるテレビアニメ版ケムリクサの放送が開始される。

たつき監督作品の独特な雰囲気とポストアポカリプス味はあるが、様々なアニマルガールとの出会いと自分探しの旅を描いていたけものフレンズとは違って、主人公とヒロイン及びヒロインの家族を除くと生き物が存在せず、ムシと呼ばれる機械の様な怪物が跋扈する世界で資源を求め旅をする点やヒロインの家族の一部旅先で出会う友好的なムシ過去の世界の人物など意外と亡くなるキャラが多いややハードなSF作品と言った違いがあった。



ケムリクサは同人アニメ原作としてはかなりの成功を納め、円盤もそれなりに売れ、対抗馬だったけものフレンズ2が「平成最後のクソアニメ」やら「見てて吐き気、寒気、重度の頭痛に襲われて体調崩した」等かなり酷評されていたのと対照的だった。そして、ケムリクサは福原元Pの壮大な野望「パートナシップ方式」のプロトタイプとして開発していた。パートナシップ方式は福原元Pが提唱した新しいアニメの運営方法の一種で、これまでのアニメ運営で一般的だった製作委員会方式と個人製作の間に位置する新しいアニメの運営方針で福原元P曰く「権利を先に販売する事で事前に製作資金を調達してから製作開始するというプリセールモデルのスタイル」らしい。らしいと言うのはケムリクサは最終的に製作委員会方式を採用したからだ。

パートナシップ方式の具体的な内容は、アニメ制作の主導権はアニメスタジオにあり、パートナーとなるのはAmazonやNetflixのような海外の配信会社で、それらは制作費全額に相当する価格で映像配信権を購入するものの、あくまで配信権購入が主目的で作品の著作権はアニメスタジオに残るため、スタジオが権利を個別にライセンシーに販売したり、二次利用ビジネスを展開したりすることができるそうだ。



残念ながらケムリクサは商標取得のゴタゴタの影響が原因なのか積極的にメディアミックスを行うことはしなかった。それと同時に、福原元Pは2017年から密かに立ち上げた新法人に力を注いでいくこととなる。


敏腕プロデューサーと呼ばれた男は次に何を仕掛けるのか




2020年4月1日に突如ヤオヨロズの解散が決定し、新たにでてきた新法人8milionへ統合した。8millionではアニメの企画制作音響制作声優養成所運営Youtubeやオンラインサロンやマネジメント等のコンサルティング業務中国大連のCGスタジオRootStudioの運営等を行っていくようだったが、ここから福原元Pの悪いところが出てしまう。一緒に働いていたダテコー監督曰く「友人として付き合うには面白い人だが、仕事で付き合うには雑すぎる」と評価されていた。




例えばダテコー監督が名付けたはずのヤオヨロズをまるで自分が名付けた様に話していたり、けもフレ製作時にヤオヨロズを設立したかの様な発言等が(単にライターの人のミスの可能性もあるが)それにあたる。



そして肝心の業務内容では、過去にはWeb漫画や体操の銀メダリストやAV男優のYouTubeチャンネルやオンラインサロンを運営していたがその殆どが停止し、現在はクリエイター向けのバックオフィス支援企業向けのダイバーシティの観点での第三者チェック及び動画編集スタッフの採用のミスマッチを防ぐために独自の検定を実施している。

またRootStudioの方もどうやら最近仕事が貰えていない様子で、更にはあれだけ重要視している筈のたつき監督をRootStudioに入れていなかったのは痛かっただろう。ただ、最近だとちいかわのアニメにて音響として参加もしているなど影響力が完全に消えてはいないようだ。



そして現在ではEGPの共同運営者の1人として活動もしているようだが、EGPの情報を纏めた人によると、代表者は福原元Pでもやしろあずきでもなくニコニコ動画やってみたジャンルのオンリー同人誌即売会ニコつくを運営している八田大次郎だったり(調べた人間の間違いかもしれないが)、風俗営業許可および飲食店営業許可を取らずに酒類を提供している疑惑があったり、EGPの住所に行って見ると会社が無く中の見えない部屋だけ辺りの治安もお世辞にも良くない等怪しい雰囲気が出ている。

これが福原元Pの今の状況だ。果たして福原元Pは次にどの様な事業を行うのか。それはまだわからない。


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