極寒の雪見露天・乗鞍温泉 山懐の囲炉裏宿

お正月明け、乗鞍。極寒の中、自然湧出の源泉から掛け流される白濁の湯に身を浸す。その感動は言葉にならないほどだ。
洗い場でこごえながらささっと体を洗って、一度内湯に入る。じわっと温まるその感覚。そして、さあ行こう、露天風呂へ!
内湯から外湯の露天風呂へ通じる扉、うっかり取っ手を握ると、痛っ!その瞬間凍てつく冷たさ。次からは絶対に手拭いタオルを使って開閉しようと心に誓う。凍りついた石畳の上を飛ぶように歩いて、白濁の湯にそろりそろりと浸かる。手足の末梢はちょっとチクチクと痛い、だんだんとあったまってくる。周囲を見渡すと一面の雪景色。ちらつく雪を眺めながらふーっと声を出して、肩まで浸かる、これぞ至福の時!乗鞍の自然湧出の温泉は極めて貴重とのこと。

お風呂はもちろん、料理もまた格別だ。囲炉裏端でいただく地元の料理と地酒のハーモニーは、日々の忙しさを忘れさせてくれる。塩焼きイワナ、岩魚骨酒、地酒、最高!
生まれて良かった。信州を訪れて本当に良かった。何度訪れてもまた行きたくなる、乗鞍温泉!


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