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57.太ももに味噌汁

先日、ショッピングモールに夫と出かけ、
とあるお店でランチを食べました。

お腹も減っていたので楽しみに待っていましたが、運ばれてきた時、太ももに味噌汁をこぼされてしまいました。運んできた店員さんと、もう一人別の店員さんがおしぼりを持ってきてくれ、私が洋服を拭いている間に、足元の床を拭いてくれました。

その後、責任者っぽい人が席まで来たのですが、
申し訳ないという気持ちや気遣いも全く感じられず、かえって嫌な気持ちになりました。

こういうことは初めてだったので、私も動揺してしまいましたし、食事はしたものの、あまり味わえず、こぼされた太もももヒリヒリしていました。
せっかく楽しみにしていた食事は悲しい時間となってしまいました。

レジでの支払いの時、先ほどの責任者が対応され、
「10%引かせていただきます。」
レジを見ると、社員割引と表示されていました。
うーん。なんかモヤモヤする。
「何かございましたら、お店にご連絡ください」
やはり、形だけという感じがする。

お店を出た後、トイレで確認すると、太ももが赤くなっていました。歩くたび、服と軽い火傷のところが擦れてヒリヒリします。もっとひどくなったらどうしよう、と思いましたが、幸い、夜には治ったようで、赤みも痛みもなくなりました。

夫は、「200円ほどやけど得した!と思っておこう。話のネタができたし、明日、職場で話しておいでよ。今日はスイーツ奢ってあげる。」と励ましてくれたのですが、「やったー」とはなりませんよね。その時はずっと太ももが痛かったので。

夫に言われたように、次の日職場で話をすると、
10%オフはないよね、クリーニング代は払うくらいの誠意は必要よね、今の時代、なんでもSNSにあげられる時代なのに、お店の対応としてはダメよね、というコメントをもらいました。なんだか気持ちが救われた気がします。

お気に入りの洋服を着ていなくてよかったです。
火傷も軽くてよかったです。
誠意を示すって、大事なことだと思いましたし、
できない人が責任者だなんて、人材不足は深刻だ、と思った日でした。



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