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『帰ってきたウルトラマン』は名曲

こんにちは、木星夜空です。

Kiboshi desu

皆さんは『帰ってきたウルトラマン』という作品を知っていますでしょうか?

この作品は1971年4月から1972年3月末まで放送されたウルトラシリーズの4作目の作品で、昭和を代表するヒーロー作品の1つです。

昭和ウルトラシリーズでも特に主人公やその周りでの人間ドラマ、当時社会問題などが色濃く描かれており今なお根強い人気を誇る作品となっています。

今回はこの作品のOP曲である『帰ってきたウルトラマン』がすごくいい曲なので紹介したいと思います。

『帰ってきたウルトラマン』は先述の通り帰ってきたウルトラマンのOP曲で、本作品の主人公である郷秀樹を演じる団次郎さんが歌っている曲で『ドラゴンクエスト』や『風来のシレン』などの曲を制作したことで有名なすぎやまこういちさんが作曲を担当しています。

この曲は前作の『ウルトラマン』や『ウルトラセブン』のOPとはだいぶ風変わりし、軽快かつ優しい雰囲気の曲となっています。

まずイントロでリズミカルなベースラインと軽快なブラスサウンドから始まり、そこに団さんのすごく優しく伸びのある歌声と子供達のコーラスが乗っかって来るのがすごくいいんですよね。

そして要所要所に入ってくるハープの音色がまた美しいんですよ。

あとはサビの前の1番目でいうと「燃える街に あとわずか」という歌詞の部分だけさっきまでの軽快なリズムから変わって穏やかなリズムに変わるのが個人的にかなり好きなんですよね。


そしてサビでまた軽快なリズムに戻ると。
毎回サビの最後が『ウルトラマン』という歌詞で『マーン』といった感じで伸ばして歌っているのですが、そこのビブラートと残響が凄く綺麗なんですよね。しかもそこに乗っかるハープの音が滅茶苦茶美しいんですよ....。ここは是非聴いてもらいたいポイントです!
あとカラオケでその部分を歌うとめっちゃ気持ちいいんですよね笑

あとは間奏やアウトロで鳴っているティンパニですね。ボク個人的には昭和のヒーローの曲にはティンパニは欠かせないと思っています。やはりティンパニがあると曲がグッと引き締まって聞こえますからね。

あと歌詞も良いんですよね。
この曲をフルで聴くとウルトラマンというのがどういったものなのかが分かる。そんな歌詞で、企画段階での設定の名残りでは有りますが『ウルトラマンが帰ってきた!』というワクワク感と何処か哀愁を感じる歌詞となっています。

ボクは特に好きな歌詞が1番の『遠く離れて 地球にひとり』という歌詞です。
これが当時のウルトラマンを1番目よく表している歌詞だと思いますよね。
昭和ウルトラシリーズは防衛隊や他の兄弟達などの仲間が居るにしても基本的には故郷を離れ1人で戦っていることが多いですからね。


そんなこんなで『帰ってきたウルトラマン』という曲を語らせていただきました。

因みに帰ってきたウルトラマンのOPには実はもう一曲候補に上がっていた曲があり、その曲を『戦え!ウルトラマン』といいます。
こちらの曲は『帰ってきたウルトラマン』とは違い中々鬼気迫る雰囲気の曲なのですが、こっちはこっちで凄くかっこいい曲なので良ければこちらも聴いてみてください!

そして、今年3月に亡くなってしまわれた団次郎さんに謹んでご冥福をお祈りいたします。
最期まで郷秀樹、ウルトラマンであってくれたこと、そして素敵な歌を歌っていただき本当にありがとうございました。


では本日はこの辺で。
ご閲覧いただきありがとうございました。

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