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【私の好きな空間】好きな絵画の話

好きな本屋の空気感

好きを描くとは?

自分の好きな空間や風景を描くことは、
自分はなぜここが好きなのか見つめ直す
きっかけになるかもしれない。

この場所の照明具合が好きなのか?
そこにある物が好きなのか?
はたまた人が好きなのか?

どんな感情が得られる?
ほっとするから?
居心地が良いから?
昔から来ている所だから?

別に明確な答えが見つからなくても良い。
なんとなくでも自分の好きに向き合える時間が
作れたのなら。
そんな事を考えた記録。

好きな絵画の話

私の好きな作品で、
ジョヴァンニ•セガンティーニの描いた
「アルプスの真昼」がある。

この作品は彼独自の色彩分割法でアルプスの風景を明瞭に描いた作品。

この絵を見ると家から外に出て太陽が眩しく感じる、あの瞬間を思い出す。
私は雨や曇りの多い地域に住んでいるため、
ここまで天気の良い日が年に数回ある程度。
だから滅多に見れないこの光景への憧憬と歓喜が、
この作品を見ると湧き上がってくる。

印象派の点描画などとは異なり、
細部まで描かれているという物珍しさもあり
私の中で印象に残っている。

印象派は先入観を捨てて自然を観察し、
感覚的に表現する自然主義的技法。

そんな印象派が注目された時代に、
彼が自分の故郷であるアルプスを描くために到達した技法だと知るとさらにこの作品が好きになった。

自分の描きたいものの為に探究した結果、
独自性のある作品になったのだろうから。

好きだけじゃ食って行けないけれど、
好きがないと自分という個性が無くなる
なんて最近考えている。

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