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シミ治療の落とし穴

今日はシミ治療のお話。

よく、私のシミ取って〜と言われる。昨日は母にも言われたが、意外とみんな自分のシミのことについて知らない。

シミ治療の落とし穴、ズバリ



肝斑である。


肝斑とは中高年の女性(30台から50台)の女性にみられる目の周りや、口の上にできるシミで。

肝臓に形が似てることからその名前がついてるという。

そんな可愛い名前の肝斑だが、実際は全然可愛くない。


女性のホルモンバランスの乱れが原因と言われているが、本当のところは分かっていないと言われる。

なんで可愛くないかというと、初回レーザー治療は禁忌なのだ。普通のシミと言われる老人性色素斑はレーザー治療が適応なのにである。治療はビタミンCやトラネキサム酸などの内服治療、保存的治療が主軸になる。


母の場合は目の周りに出来ており、時々濃さが変わることがある。ほぼほぼ肝斑だろうと思っている。

また厄介なことに、本人は元からそばかす(雀卵斑)があったからそれだろうと思っていて疑わない。

そばかすならレーザー治療で消えるけど、肝斑はうっかりレーザー当ててしまうと一時は薄くなるかもしれないが再発や白斑のリスクも上昇する。


結論から言えば、母(49歳)の状態は。そばかすがずっとあった上に肝斑も合併している状態と思われる。

最前の治療は、まずは内服治療で肝斑を薄くした後に、レーザー治療や光治療に持ち込むのがよかろうと思われる。


当院ではピコレーザー(enLightenSR)を導入予定であり、シミ治療の最先端が行える。が、肝斑には細心の注意をしようと思う。

今度はピコレーザーの話か、シミの種類の話をしようかなー。


ではでは。

閲覧ありがとうございます💃 26歳で美容皮膚科院長することになった者です。日本では最年少かもしれません💉💉 このnoteでは最年少で院長を目指した理由や日々勉強になったこと、これまで得てきたことを書いていきます。 若輩者ですが、よろしくお願いします🥺🎉