毒親の母とボク、日常

画像1 母は、他の家の話しを、極端に嫌った。他の家が、良いと言えば、必ずこう言われた。だったら、他の家に行けばいいと。小学生のボクには、黙るしか、選択肢はなかった。何で、自分の家だけ、理不尽なんだろう?考えても、しょうがない、ただ、勉強するしか、無かった。時々、普通の家に生まれたかったと、思うことはあった。でも、母の顔色を伺って、とても聞ける様な環境では無かった。そのうち、母の希望する答えしか、言えなくなっていた。今でも、話しをしながら、相手に合わせすぎてしまうことが、度々ある。話しを聞きすぎて、苦しくなる。
画像2 母のせいで、そうなってしまい、未だに苦しくて、辛くなる。人の話しを、聞けるのだけど、限界まで聴いてしまう。だから、相手に、怒ることが、出来ない。母は、怒ると、また、そんな癇癪を起こして、大人になりなさいと、ボクを叱った。反抗期は、あつた。でも、母に、怒りをぶつけられ無かった。物に当たると、烈火の如く怒られた。物に当たるのは、最低だと。怒りを、素直に表現出来なくなって、ストレスの吐け口が、最低なことに、性欲だつた。予備校に、通いながら、当時は、あらゆるエロ本を読んだ。抑制された反動が、二十代に、現れた。
画像3 痴漢、覗き、怒りに身を任せて、犯罪を重ねた。ただ、母は、そんなボクを知らない。知って欲しかった、大人になったボクを。ありのままのボクは、失敗作だった。仮面を被って、資格試験の勉強をしながら、裏では、悪事を重ねていた。勉強すればするほど、メンタルが、不安定になって、うつになる様になった。こんな自分に、自信が、持てなかった。何年も引きこもり、母の理想のボクから、ようやく解放された。ただ、メンタルは、ぼろぼろで、未だに、回復していない。母との日常が、今のボクにも、影響を与え続けているのだ。そのつみは、重い。

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