毒親とボクの日常
母は、大人になっていく自分に、どうして大きくなったのと、言って、ボクの成長を責めた。中学生の頃、苦しんでいたボクに、手を差し出してくれた国語教師が、いた。彼女は、母に、従わなくてもいい、君なら、大学からでも、早慶に行かれると言ってくれた。なのに、母は、あの女は、分かっていないと、激怒した。分かってないのは、どっちだったろう。初恋だった、黒パンストの女教師。部屋で、何度も自分を慰めたあの日、彼女だけが、母の真実を知っていた。姉の先輩だつた、優しい彼女は、不倫していた。でも、たった1人のボクの味方だった。
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