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種類別ルータ徹底ガイド:コアからエッジ、モバイルまで!

「私のポケットWi-Fi…あれ、これもルータでしたっけ?」

はい、こんにちは!松井真也です。シリーズ「基礎から分かる!ルーティング大全」第2回でございます。

前回は、「ルータとは何か?」というテーマで、ルータの基本をご紹介しました。まずは、肩慣らしということで。

今回は、「規模や用途に応じたルータの種類」をテーマにお届けします。ルータといいましても、通信事業者が保有するデカいものから、ポケットに入れて持ち歩くものまで、いくつか種類があります。それを区別しておけば、この先の技術的な話の理解に役立つに違いません!

ということで、いってみよう!

ネットワークの各所で活躍するルータ

ルータは、インターネットや社内ネットワークなど、さまざまなネットワークでデータを適切な場所に転送する重要な役割を担っています。が、それがどこに置かれるかによって、役割がかなり異なってきますよ!

ルーターにはいくつかの種類があり、それぞれに特有の機能と特性があるのです。簡単な絵にしまししたよ!

各所で働くルータたち


ということで、大規模のものから小規模のものへ順番に見ていきましょう!

コアルータ:基幹ネットワークの心臓部

まず最初に紹介するのが、コアルータです。これは文字通り、ネットワークの「核」となる部分に位置付けられ、大規模なデータの処理を行います。

通信事業者の基幹ネットワークに用いられることが多く、非常に高い性能と信頼性が要求されます。また、多数の回線を収容できる拡張性もコアルーターの特徴です。

性能一番!信頼一番!そして、価格も一番!専門スタッフ以外、お目にかかることはなさそうですね…。

エッジルータ:ネットワークの端点を司る

次に、エッジルータについてです。これは基幹ネットワークのエッジ、すなわち「端」に位置します。企業のローカルネットワークなど小規模なネットワークと大規模なネットワークを結ぶ役割を果たします。

ただ、ややこしいことに加入者宅や企業側の出口のルータも「エッジルータ」と呼ばれることがあります。こちらの方は、「アクセスルータ」とも呼ばれます。うん、文脈で判断しましょう。

ダイヤルアップルータとブロードバンドルータ:変遷と現状

家庭や小規模オフィスで使うルータについては、かつてはダイヤルアップルータがかなり使われていました。ISDN用のルータです。

が、2000年代初頭、ADSLが普及し始めるとブロードバンドルータが一般的に使われ始めました。

ブロードバンドルータは、ADSLやFTTHなどのブロードバンドインターネット接続に対応し、無線LANアクセスポイントを内蔵することも多いです。小規模なネットワークでは、ルータはさまざまな機能を持つはめになります。

モバイルWi-Fiルータ:移動するネットワーク

最後に、モバイルWi-Fiルータについて触れましょう。これは、その名の通り移動しながらインターネットに接続するための装置で、小型で持ち運び可能です。みんなお世話になっているかな~。

電源がない場所でもインターネットを利用できます。回線は、WiMAXや4Gが使われています。


はい、本日はここまで!以上、ルーターの種類と特徴についてのご紹介でした。それぞれのルーターが持つ独自の特徴を理解することで、ネットワークの構築や運用の参考になればうれしいです。

次回は、L3スイッチとの違いについてお話しします。

では!

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