昨年2022年2月の記事で、戦後の混乱期に街娼として糊口をしのいでいた女性たちを（婉曲に）歌った曲、「星の流れに」について書きました。

当時街娼として生きた人々の姿は、おそらく写真には残っていない（残っていても使いにくい）ので、上の記事では、有楽町のガード下の写真をヘッダー画像に使わせていただきました。というわけで、今回、Midjourneyで、1945年頃に街娼をする女性を作ってみました。

最初に書いたプロンプト、「A Japanese woman who is a street prostitute under a railroad overpass in Tokyo, 1945, hyper quality, cinematic, --v 5 --q 2」は、コミュニティガイドラインに反するとして、エラーになりましたので、「街娼」にあたる「prostitute」の言葉を削除して、「A Japanese woman with dark makeup under a railroad overpass in Tokyo at night, 1945, hyper quality, cinematic, --v 5 --q 2」で作ってみました。1945年に街娼をしていた人たちの雰囲気が出ているのかどうかは、ちょっとよくわかりません。なにを「街娼」を表す特徴と見るかということそのものが、ややもすると「差別的」なニュアンスを含んでいますし、いずれかの風貌が「街娼らしい」と表現することにも、考えてみると、問題がありそうです。

「ガード下」を表現したかったのですが、うしろの線路が入っているだけで、ちょっと違う感じになりました。

「星の流れに」では、自らの境遇をなげいて「こんな女に誰がした」と歌う女性が、引揚げの途中で「星」となった家族のことを思うという歌詞が出てきます。