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「資本」とは何かを考えてみた

先日、Basecamp Inc.の坪田朋さんの記事を見て、改めて「資本」とは何かを考えてみました。
bosyu生みの親、Basecamp坪田朋さんが語る。デザインも経営も鍵になるのは「自分ごと化」

記事の下段「◎デザイナーがつくりたいモノをつくるために、経営を学ぼう」の項目には、

学生に向けてシンプルに言うと、自分のつくりたいモノを自由につくるには、偉くなるか、資本をつくるしか方法がないと思います。

なので、作りたいモノを作るには、

1. 偉くなる
2. 資本を作る

の2つの手段があります。
ですが、「偉くなる」とは、特定のコミュニティに所属し続けなければならず、
かつ今は一つのコミュニティに所属し続ける事はほとんどなく、コミュニティを抜けてしまうと、「偉さ」というのは0にリセットされてしまいます。
その為、自分自身の力で作りたいモノを作るには、「資本を作る」しか方法がないという事だと思いました。

ですが、「資本とは何か?」という事を改めて考えた事がなかったので、まず「資本」は何かという事から考えました。


資本とは、事業活動などの元手のことである

Wikipediaによると、

資本(しほん、英: Capital)とは、事業活動などの元手のことである。また、近代経済学における生産三要素のひとつ、マルクス経済学においては自己増殖する価値の運動体のこと、あるいは会計学や法学における用語である。

つまり、

1. 事業活動において必要となるもの
2. 時間経過で価値が増加するもの(または価値が減らないもの)

が資本の定義と言えそうです。
つまり人間の中で、この2つに当てはめることが出来るものは、全て「資本」と言えそうです。


人間の4つの資本

1. 健康

まず第一に「健康」でい続ける事。

健康を維持できなければ、事業活動を行うことはできません。

健康とはすなわち、「心身ともに良好な状態を維持し続ける事(健やかでい続ける)」なので、まず身体と心の健康の定義を考えてみました。

身体としての健康

定義:五大栄養素をバランスよく取り、壊れない身体を維持し続ける事

- タンパク質:常に新しい身体づくりを維持し続ける事
- 脂質:常に活動に必要なエネルギーを確保し続ける事
- 炭水化物:常に脳を動かせるエネルギーを確保し続ける事
- ビタミン:常にエネルギーを循環できる身体を維持し続ける事
- ミネラル:常に身体機能に必要なものを維持し続ける事

心としての健康

定義:自分の身体や感情の変化に気付き続ける事

- ちゃんと寝る
- 休養を取る
- 適度に遊ぶ
- 未知の体験を探し続ける

2. 技術

次に、「個人がどのような技術を持っているか」。
噛み砕くと、「仕事で何が出来るか・何がしたいか」。

デザイナーとしてのあらゆる能力が、ここに包含されます。

3. 知識

次に、「何を知っているか・今何を勉強しているか」。

「知識」は「技術」を生み出す源泉になります。
得た知識を基に新しい技術を体得して、自分自身の「資本」を確立していきます。

4. 人間性

最後は「人間性」。
つまり、「自分はどういう人間か」という事。

性格・趣味嗜好・交友関係等々、自分にしかない「個」を確立する源泉になります。


4つを複合して数値化したものが「お金」

お金は、「信用を数値化したもの」なので、
個人・および会社として、4つを複合してどれだけ信用を得られているのかを、目に見える「お金」という形で数値化したものが、「資金」であると考えました。

何かを作るには大体お金が必要なので、作りたいモノを作るには、

1. 上記4つをバランスよく兼ね備えた人間になる(資本を作る)
2. 資本を基に、資金を増やす

この1と2を繰り返し回し続ける事で、作りたいモノが作れる人間になれると考えました。


資本の正体は「信用」

上記4つを全て包含すると、これは「個人がどれだけ信用できる人間か」のバロメーターであると言えます。
それは同時に、資本の正体が「信用」であるとも言えます。

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なので作りたいモノがあるなら、まず「信用を獲得する」事だと考えました。

資本と聞くと真っ先に「お金」が頭に思い浮かぶので、作りたいモノを作る為に何をすればいいか、間違えない為に自分にとっての「資本」を定義してみました。

もし誰かのお役に立てる情報になれたなら、とてもうれしく思います!

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