有料noteでみんなが幸せになるためのターゲティング超入門


noteというサービスが出てきたことで、個人to個人の価値提供がしやすくなりました。気軽にお金を稼げるようになった、とも言えるでしょう。

そして少なからず批判も出ました。たしかに僕も有料noteを購入して読んだ後に、「なんぢゃこりゃああああああ!」と思ったことが何回かあります。なんというか、腹が立つというより人間性を疑うという感覚に近いんですよね。お前この内容で、よく有料にできたな、と。

しかしTwitterを見ていると、その有料noteを絶賛している人もいるんです。

ここで僕は当たり前のことに改めて気づきました。「絶対的な素晴らしいコンテンツ」があるわけではなく、「誰かにとって素晴らしいコンテンツ」があるだけだということに。


もちろん「情報そのものの価値」みたいなものもありますが、それよりも「誰に」「どう届けるか」の方が大事なんですよね。全く同じ情報でも、相手と届け方が適切であれば喜ばれ、相手と届け方が間違っているとディスられます。

ただ、相手や届け方についてよく理解していない人が多いみたいなので、この記事ではターゲティングということについて、大事なポイントを2つお伝えしたいと思います。


●プロフィールではなく脳内を考える

よくあるのが、次のような間違いです。

・今後は高齢者が増えるから高齢者を狙おう
・20代の女性向けに商品を開発する
・大学生に向けて情報を発信する
・サラリーマンのための本を書く

ターゲットというのは、プロフィールのことではありません。性別、年齢、地域などで区切っても、それはターゲティングには全くなっていないということです。

では、ターゲットとは何か。それは誰かの脳内です。

例えば、

「20代の女性社会人向けに、新しいシャンプーを作ろう!」

と思っても商品開発はできません。せいぜい「女性だからピンクがいいんじゃね?」といった、思いつきのアイデアが出てくるだけです。

しかし、

「20代の女性社会人って、毎日仕事に必死で、もう"若いから"では許されなくなってきていることを自覚しはじめていて、仕事ができるようにならなきゃ!と毎日必死なんだよな。夜帰るのも遅い。毎日21時くらいに退社してるみたい。体力的には毎日ギリギリ。しかもそろそろ結婚も意識している。全体的に人生に焦っているんじゃないかな。そんな中、ヘトヘトになって帰宅するんだよな。夜ごはんはコンビニ弁当かもしれない。そんな忙しい生活で平日に料理するなんて絶対に無理だもんな。本当はそのままベッドに倒れて寝たいけど、さすがに化粧は落とさないといけないし、お風呂に入らないと美容に悪い。明日の朝も早いし。とか思ってるんだろうな。……そんな中で、どんなシャンプーだったら喜んで使おうという気になるかな?」

と考えると、意味のあるアイデアがいくつか浮かんできます。

有料noteを書く時は、読んでほしい相手が毎日どんな生活を送っているのか、何に困っているのか、何を望んでいるのか、本人すら気づいていない欲望や不安はなんだろうか……にまで思いを馳せてください。


●相手の始状態と終状態を考える

例えば、

「ナンパで素敵な彼女をゲットする方法」

みたいなコンテンツを作る時に、「こうやるんだよ!」「こう考えるんだよ!」とひたすら正しい解説をしている人がいますが、全然ダメです。相手の状態が規定されていないからです。

・ナンパなんて酷いことはできない!と思っている
・ナンパしようと思っているけど何から始めたいいのかわからない
・街に出てみたけど全く声をかけられない
・声はかけてみたけど、全員から無視される
・たまに話してくれるけど、その後の発展がない

など、相手が今どういう状態なのかによって、解説する内容は異なります。また、その人をどういう状態まで引き上げるかによっても、noteに書くことは変わってきます。

もう一つ例を出すと、

「TOEICで900点取るためにやったこと」

みたいなのもダメです。

こういうの書くと、TOEIC800点くらいの人が買って読んで「そんなの当たり前だろ!こんなんでお金取るなよ!」となったりします。

これが例えば、

「TOEIC400だった俺がたった半年間で900点を超えを達成した全工程を教える」

というコンテンツになると、適切な相手に適切に喜ばれます。

自分が意味あると思っている情報を「こうだ!」「こうだ!」と与えるのではなく、どういう状態にいる人を、どういう状態まで連れていくのかを考えましょう。(初心者はこれをできるだけリード部分=課金前に無料で読めるところ、に書いておくといいと思います)

※参考


まとめ

●ターゲットは、プロフィールではなく脳内。
素晴らしい情報を与えようとするのではなく、どういう状態の人をどういう状態にまで連れていくのかを考える。

有料noteは、個人が誰かに喜んでもらうための大変素晴らしいツールです。また、そもそも仕事とは、特定の誰かに価値を提供して、その結果、相手から喜んでもらうことができ、さらにお金も得ることができる素晴らしい行為です。

この記事が少しでも役に立ったと思われた方は、ぜひ「特定の誰かの脳内」をイメージして、「具体的な状態Aから具体的な状態Bまで連れて行く」ためのコンテンツを作ってみてください。


※あと、買う方も「なんか良さげな情報だな!」と思って課金するのではなく、「これは今の自分向けの情報かな?」と考えてから買うといいと思います。

有料noteでみんなが幸せになるために。

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芳野真弥

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