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偉大なリーダーたちが使う言葉の特徴は『ワンフレーズを繰り返す』ということ

過去、大衆を動かしてきた
偉大なリーダーたちには
使う言葉にある
共通点があるように思います。

それは、
『ワンフレーズを繰り返す』
という事。




人は基本的に人の話を
聞いていないものですし、
仮に聞いていたとしても
ちゃんと理解くれることは稀で、
しかも、すぐに忘れてしまう。



だからこそ、有能はリーダーたちは、
印象的で記憶に残りやすい、
ワンフレーズをしつこいほど
繰り返すという手法をとってきた。



政治家の中にも
そのような手法を
うまく使っていたリーダーがいます。



小泉純一郎元首相が
元横綱貴乃花が
膝の怪我をおして、
優勝した際に発した
言葉はたった一言でした。

『感動した!』



その言葉は今でも
語り継がれて、今もなお、
人々の記憶に残り続けています。



アメリカ元大統領のオバマ氏は
繰り返し繰り返し、
『Yes We Can』という
フレーズを伝え続けていました。


偉大なリーダーたちは
たいていの場合、
一度、聞いたら忘れないような
キラーワードを持っている事が多い。

そんな言葉は僕らの
脳の中にしっかりと
しがみついていて、
おそらく生きている限り、
ずっと忘れることはない。
その言葉に触れるたびに、
そのリーダーのことを
思い出すと思います。


独裁者として知られる、
ヒトラーが使ったフレーズは
『すべての労働者に職とパンを!』
という言葉。



彼は大衆の理解力や記憶力を全く信用
していなかったと言われています。




だからこそ、難しく、
長くだらだらと伝えるよりも、
短く、的確に、分かりやすい
『ワンフレーズ』をひたすら
繰り返し伝え続けた。

大衆を動かすためには
それが必要不可欠であることを
分析から知っていたそうです。





老若男女、相手が誰であろうと、
何かを伝えたり、
支持されるためには、
いかに要点を絞り、
短くわかりやすいフレーズを
何度も何度も繰り返し繰り返し、
伝え続けることが出来るかが鍵。





『ワンフレーズの力』は、
スポーツの世界でも
注目を集めています。



アメリカのスポーツ界で
生まれた『ペップトーク』が
それにあたります。



監督などが試合前の選手たちを
鼓舞するために行う短いスピーチが
選手たちの士気を格段に上げることが
実験から分かっています。



WBCの決勝戦の前に
大谷翔平が語った言葉も
ペップトークです。




『憧れてしまっては
 超えられないので、
 今日一日だけは彼らのことを 
 憧れるのをやめましょう』





スポーツの世界から転じて
ビジネスの現場でも、
仲間のモチベーションを上げるために
『ペップトーク』
が使われるようになっていったそうです。



文章は短くしようと
すればするほど、自然と
『厳密な言葉』
『適切な言葉』
を選ぶようになる。



厳選しないと
いけないから
当然のように精度があがる。


相手の記憶にも残りやすい。


簡単に伝わる言葉は
簡単に口コミとして、
広がっていきます。

難しい、長ったらしい話しは
まったく記憶にも
印象にも残らないし、
そこからの口コミ効果は
ほとんど、見込めない。
そもそも、聞く気にすらならない。



僕は何かをひろげようと
思った時、口コミ効果を
高めようと思った時は、
まず、適切な言葉をつくる
ところから始めます。



その言葉が完成した途端に
その言葉自体が一気に
一人歩きして世の中を
駆け巡り出します。


売れている映画やドラマなどは
そんな言葉を意図的に
劇中に入れ込んでいる事に
気づきませんか?



ターミネーターの
『I'll be back」』


ドラマ『家なき子』の
『同情するなら金をくれ!』


漫画北斗の拳の
『お前はもう死んでいる』


映画が大ヒット中の
スラムダンクの
『諦めたらそこで試合終了だよ』



その言葉一つで、どれだけの
宣伝効果があると思います?

金額に換算したらとんでもない
数字になると思います。

しかも原価はゼロです。


使ったのは『お金』
じゃなくて『知恵』です。


世の中、結局のところ、
適切な言葉をつくることが
出来るかどうか、
しっかりとチョイスする
ことが出来るかどうかに
かかっているような気がします。



『厳密な言葉』
『適切な言葉』
を選んでつくりあげた
精度の高いワンフレーズを
繰り返し繰り返し伝え続ける



いろんな事に
応用が出来そうです。

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