絶対に持っておきたい能力。
その一つに『雑談力』があります。

日本の職場などでは
『雑談』は『無駄』という
風潮がある場合が多い。

ただ、アメリカのラトガーズ大学
の調査によると、

『職場での雑談のメリットは、
　デメリットを大きく上回る』

ということが分かったそうです。

もちろん、雑談の程度や
内容にもよると思いますが、
適度な雑談は仕事の邪魔に
なるどころか生産性を
高める要因になるようです。

人と人との距離を縮めたり、
絆を深めるために
有効なことの一つは雑談。

先日、お会いしたある女性は、
仕事帰りにたまに社長が
ラーメンを食べにいこうと誘ってくれる。
そこでいろいろと
雑談することが今の仕事を
続けている一番の理由だと言っていました。

当然、職場では仕事以外の
話はしたくない、余計な
無駄話はしたくないという
考え方も一つの正解なんだと思います。

ただ、日常の何気ない雑談が
相手との距離を縮めたり、
潤滑油の役目をしているからこそ、
何かあった場合に
お互い、気軽に助けたり、
助けられたりすることが出来る。

最近の新入社員に求められる
能力の第一位は
『コミュニケーション能力』
なんだそうです。

コミュニケーション能力とは、
雑談力なんじゃないですかね。


雑談力のある人は
仕事でもプライベートでも
ものすごくスムーズに
いっている事が多いように思います。

雑談力があれば、
一瞬で人との距離を縮めたり、
人を楽しませたり、
感心させることが出来る。
だからこそ、余計な
もめごとも起こりにくくなる。

今では考えられませんが、
僕が学生の頃は部活の顧問と父兄が
たまにビールやつまみを買ってきて、
体育館の中にある、
体育教官室でよく飲んでいました。

その時の雑談があったからこそ、
父兄と顧問とのトラブルは
ほとんどなかったと、
ある部活の顧問の方が言っていました。

人間の抱える問題や悩みの
ほとんどは人間関係だと
言われています。

ただ、幸せを生み出す要因も
また、ほとんどの場合、
人間関係からによるものが多い。

僕は営業の研修を
させて頂くことがあるのですが、
必ず、雑談力の重要性や
雑談力の高め方についてを
お伝えするようにしています。

雑談が増えてきたという事は
その人との心の距離が
近づいてきたということ。

なるべく無駄を排除して、
効率化を進めようとする
傾向がある世の中ですが、
僕らは案外、日常にある
何気ない無駄話や
雑談によって救われていることが多い。

日常の何気ない『雑談』は
脳内ホルモンを分泌させて、
脳や細胞を活性化させる効果がある。
それによって、
幸福感を高めたり、健康増進に大きく
影響している事が様々な
研究によって分かっています。

今、一番、求められている能力の一つは
コミュニケーション能力。
それは雑談力と言い換えることも出来る。

雑談力さえあれば、
人間関係がスムーズに
なりやすいし、
余計なトラブルを未然に
防ぐことが出来るので
もめ事も起こりにくくなる。

人生のおいて、こんなにも
重要性が高い雑談力なのに、
学校では一切、教えてくれないし、
社会人になっても
学べる場がほとんどない。

雑談力を高めようとしている人を
見かけることもあまりない。

『自分にはコミュニケーション能力
　　　があると思いますか?』

というあるアンケートで
72.4%の人が
『コミュニケーションに苦手意識がある』
そう答えています。

日本人は世界で一番、
『知らない人』との
会話が苦手な国民だと
言われています。

それは人として
本能的に備わっている
防衛本能の一つだから仕方ない。

『雑談力』は
才能によるものだけではなくて、
誰でも学んで経験を積めば、
必ず上達できるスキルだと思っています。

ちなみに、僕は何よりも優先して、
雑談力を磨くことを
常に強く意識しています。