グループ展「美少年展」で引きこもりを脱した参加作家の感想
noteでははじめまして!
2016年から「よく学べ、よくあそべ、すけべ。」というグッズブランドでいきなりフリーランスイラストレーターを始めてはやいもので数年経っていました。
イラストレーターのカンジと申します。
美少年展のおかげで引きこもり脱しちゃったよー!というハッピーなnoteです。
「美少年展」とは
原宿マリーエンケーファーにて毎年1月に開催されている個人作家豚箱ゑる子さま、砂糖みかくさま主催グループ展。
第一回からありがたい事に2020年第3回まで皆勤賞でお声をかけて頂いてすごく誇らしいなって思っています。
今年の来場者数は1300人ほどだったそうです。
すごいや!
引きこもりを脱したんだってさ!
実は専門学校卒業後から2016年まで一切働いたことがないです。
中学は自主不登校で不登校をエンジョイ。
高校は持病を抱えつつ夜間4年通いきるので精一杯…自宅からチャリで5分以内の学校だけど。
専門学校はめちゃくちゃエンジョイして卒業。
そして就職活動と就職の授業も免除!
察しの良い方には
「その生き方が許される世界のひと」
である事が伝わかるかなと思うので、詳細は濁しますね。
同人活動を辞めてから数年間、
わたしはイラストレーターとして一切創作イベントや在廊などをしてきませんでした。
軽度の引きこもりというか、過度の見栄っ張りというかインターネット上の「カンジ」と紐付けてわたし本人が外に出るのがずっと嫌でした。
3回目のグループ展招待。感謝、直接伝えたーい!
要するにちょっと生きにくい世界のひとの心のシャッターが開いた!
毎年呼ばれるごとに色んな話したい事が生まれてきます。
始めて呼ばれたときの嬉しさとかさ、実はまた呼ばれたいからスケジュール密かに毎年開けてたりさ。
生き甲斐になってることを直接ご挨拶してきました。
今年の美少年展は前期後期制、かなり大きな規模になっていてTwitterでの感想へのお礼やRTが間に合いきらないくらいでした。
Twitterでの前期のクチコミがまるっと宣伝になったのか後期の物販、ドローイング完売の嵐は展示慣れしたインフルエンサーの作家さんたちにも予想外だったみたいです。
嬉しいな。
「インフルエンサーじゃなくても」
主催の豚箱さん、砂糖さん、DMビジュアルイラスト担当の村崎ぽめさん(大往生さん)が在廊している前期にご挨拶に伺いました。
たいらまるちゃんと初めて会ったのにスーパーテクニシャン介護されながら連れて来てもらった。
在廊作家さん、久しぶりに夜の原宿、緊張汗が半端なかったです。
シルバニアファミリーの家具を差し入れして早速遊んでくれている作家さんの姿を見て「これ収益化できるなー」って思いました。
気分は液晶越し、YouTube LIVE。
ご挨拶ちゃんとせな!って思って意気込みまくりだったんですが
「直接ひとと会う大事さ」と「気楽さ」に触れられました。
「冬季うつつらいよねー」
文字じゃなくて表情と声色確認して言ってもらえるのってこんなに響くんか!!?と感動しました。インターネットに住んでると忘れがちですね。
「インフルエンサーじゃないんですけど毎年呼んでもらえて本当に嬉しい」
「インフルエンサーかどうかじゃなく私が呼びたいひと、才能がある!って思うひとを呼んでます!」
これ、感動どころじゃないです。
何年も悩んでたものがご挨拶に伺ったことで吹き飛んじゃって。
醜形恐怖で悩んでたけど、直接悪口言う人なんて街の中にもいなかった。
生きにくいひとだってちゃんと伝わってた。
優しくしてもらえた。
わたしの楽しく描いた作品はちゃんとわたしの作品だった!
ちょっと恥ずかしいですが本当にそれだけで色んなこと頑張ろうって思いました。
感想のお手紙もらえたので次は作品好きだって言ってくれるひとに直接会いたいな。美人じゃ無いけど、言葉じゃうまく伝えられないけど、
元気になって欲しいからわたしの好きなものを楽しく描いたよー!
作品に救われてくれたってつたえてくれてありがとう!
間違えたりしてもいいから優しい、誠実なひとになりたいね。
というわけで引きこもり脱出しました。
いつか会おうね。
引きこもり脱出したついでに一人焼肉食べ放題に行きました。
綿あめも作った。
我ながら楽しそうでなにより。
絵師は肉を食べてつよくなる。
カンジでした。
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