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東浩紀さんの『存在論的、郵便的』が出たのは1998年なのですね。この本のなかで触れておられる「ジャック・デリダのとあることば(概念は郵便物、哲学者は郵便局、郵便局長)」は「今後、僕が追い求めること(=20の引き出し)の1つ」です。僕にとってはとっても刺激的。そんなことばを紹介してくださった東さんの本は『弱いつながり』(2009)、『観光客の哲学』(2017)、『ゲンロン戦記』(2020)などから、刺激をいただいてきました。ありがとうございます。『ゲンロン戦記』以来、久しぶりに東さんの本『訂正する力』(2023)を拝読中。以下、東さんが考える「訂正をする力」です。→過去との一貫性を主張しながら、実際には過去の解釈を変え、現実にあわせて変化する力--------過去と現在をつなげる力です。持続する力であり、聞く力であり、記憶する力であり、読み替える力であり、「正しさ」を変えていく力でもあります。

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