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siomemo897「一度も植民地になったことがない日本」

何かの本で紹介されていて知った『一度も植民地になったことがない日本』(2007)。気になるタイトルで読んでみました。大航海時代に関心がある人も、日本の加害が気になる人もいるでしょう。分割統治という視点も、言葉や文化が奪われたらという視点もあります。著者のデュラン・れい子さんはフランスで暮らすなかで、戦いにあけくれたヨーロッパでは「日本は一度も植民地になったことがない国」として認知されていることへの驚きから、この本が生まれたようです。いま、下関に住んでいます。関門海峡にある彦島をみると、ここがイギリスの租借地になっていたら日本の歴史はその後、どう変わったのか。そんなことを思うのでした。

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