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for serendipity987「教育の根本は霊性の開発」

若松英輔さんの『内村鑑三~悲しみの使徒』(2018)より。

内村鑑三は札幌農学校で学んで国内で水産の研究等をおこなったのち、渡米。アマスト大学で学ぶ前の1884~1885年、エルウィンにあるペンシルヴァニア知的障碍児養護院で働いたといいます。そのときの学びから教育の本質について、内村鑑三は「流竄録(りゅうざんろく)」に以下のことを書き遺しています。

 教育の精神とは、真実と耐忍と勉励とをもって体中に秘蔵せられ居る心霊を開発するにあり、教育の目的必ずしも学生に衣食の道を授くるにあらず。

若松さんは内村の文をこう訳しています。
「教育の根本は霊性の開発にあって、職能を身につけさせることにあるのではない、というのである。」(58p)

僕(塩見直紀)は自分の霊性開発、どのくらいしてきたかな。



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