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さくら脳内文庫。

人間もそうですし、わんにゃんずもそれぞれ個性があるんですよね。

とてもとても当たり前。
私が、あなたとは違うのと同じこと。
性格があり、感情もあり、生きてきた中で身につけた所作や知識、自分の守り方があり、好きと嫌いも、幸せに感じる事も受けつけないこともみんなバラバラ。

そこには、良いも悪いもなく。
ただ、私がそうであるように
この子はこう、というだけの事。
ただただ単純に、それだけの事。


だから今の子育てしてる方であったり
動物と暮らしている方であったり
変わった家族がいる方であったり
一人暮らしで熱を出している方であったり
たまたま目立つ立場や発言にある人だったり

何かこう、凄く息苦しいし生きづらい人が沢山いるだろうな、って思う。

「平等であるべき」
「みんな同じである事が美徳」
「多数決が正義」という概念の部分は頑なに譲らないけれど

『その上で何か突出した才能や個性や対応がある事』

を求められる。

自分だけには、イレギュラーな対応してくれて当然、だけど他にはマニュアル通り滞なく動くべきだと怒る。

矛盾してるのに
みんなそんなの理解した上で
『空気読めよ、分かるだろ』って世界。

子供のうちは右ならえがいい子だったのに
大人になったら個性が無い、自分の意思が無いなんて責められたり

仕事が上手くいくと、タイミングが良かっただけとか、生意気だとか揶揄されたり

隣の子供と自分ちの子供の成長を比べて勝手に落胆したり

かけっこで唯一ヒーローになれる子が『平等の名の元に』みんなに合わせなくてはならなかったり

お楽しみ会で『対等とはこういうもの』と桃太郎が10人もいたり

ほっといて欲しい子や1人が好きな子が一方的に哀れまれて無理やり班を作らされたり。

犬は何か芸が出来て当たり前と思われてたり

猫はツンデレだから良いのだと言ったり

男はこう、女はこう
トランスジェンダーはこう。

愛とはどうの、家族とはなんちゃら、セックスだのセックスレスだの、ああだこうだ。

私には障がいがあるからこう扱われるべきだ、とか。

貧乏だから、金持ちだから、子供がいるから、いないから、とか。


一人一人が宝だよ、オンリーワンだよ(キラキラ)

って言いながら自分への対応で求めるものはナンバーワン。

本当は自分の子が頭良かったり運動会やお楽しみ会で主役になったりを期待してるのに

本当は自分にだけは、おまけして欲しい、特別扱いして欲しい、モテたい、凄いセックスをして欲しい、こっそりとお金を回して欲しい、って、思ってるのに

誰かが自分よりちょっと楽をしたり、良い思いをしたり、気持ち良かっただけで、まるで自分が損をした、不幸にさせられたかのように『ここにこそ正義あり!』と相手の不足を晒し上げて糾弾する。

名ばかりの平等や正義の名のもとで

『普通』以上『上出来』未満からはみ出さないようにもがきながら

踏み台にする人や声が大きい人には特別待遇をせざるを得ない生きづらい人が沢山いる。

その声は聞こえているのに
『平等の名のもとに』
無かったことにされて行く。

そうじゃないと、自分が今度は標的になるし、踏み台にされてしまうから。

見栄えの良いハリボテの世界で、みんな必死にカラ元気と愛想笑いで生きている。


誰かのナンバーワンの称号の為に
沢山のオンリーワンが泣いている。

今、すごくしんどい人も
勝ち組だとほっとしている人も
いつコインが裏返るかなんて分からない。



だけどお家に帰れば私にはわんにゃんずがいる。
私はこの家の中でとても必要としてもらってる。

あなたにはあなたの時間と考え方と生き方がある。
私が思いつかないようなやり方や真面目さや独特な世界観を持っている。

これは誰にもひっくり返せないすごい事。

ポンコツな自分はなかなか愛せないし情けないけどさ

まぁ、仕方ないじゃないって
まぁ、悪くないじゃないって
わんにゃんずが、それぞれ違って存在していいように
はみ出しがちな私を受け入れてくれるように

自分の守備範囲くらいでは気を抜いて行きましょうよ
自分の機嫌は自分で取って生きましょうや

それは良いも悪いもなく。

ただ、私がそうであるように
あなたはこう、というだけの事。
ただただ単純に、それだけの事✩.*˚

#さくら脳内文庫


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