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2018年映画納めは、シュガー・ラッシュ:オンライン!

公開初日の12月21日に『シュガー・ラッシュ:オンライン』を観てきました!

ディズニー映画はだいたい映画館で観るようにしていて(実写以外)、この前作『シュガー・ラッシュ』は歴代の好きなディズニー映画ベスト5に入るくらい素晴らしかったので、続編の製作が発表された時からずっと楽しみにしていました。

あまりネタバレのない範囲で感想を書きたいと思います。


まず先に言いたいのは、『シュガー・ラッシュ:オンライン』だと思って観ると、「あれ?シュガー・ラッシュ:オンラインじゃないじゃん…」って思います(笑)

これは、前作の原題『Wreck-It Ralph』を『シュガー・ラッシュ』にしてしまったツケとしか言いようがないんですが…うーん……もうちょっとどうにかならなかったのかなぁ。

今作の原題は『Ralph Breaks the Internet』。この原題そのままの話です。


前作はゲームの中とこちら側(ゲームセンター)との繋がりや、ゲーム内のプログラムなど細かいところまでうまく表現されていましたが、
インターネットは非常に複雑なので無理があるんじゃないかと思ってました。

…が、やっぱりさすがディズニー!

インターネットに繋がる仕組みやネットサーフィンをする際の一つ一つの動作まできっちり三次元化されていて、途中から「もしかしたら本当に画面の向こうではこうなってるのかもなぁ」と思いながら見てました。素晴らしいです。


ただ、内容はというと…「前作の方がよかった」という人と「今作の方がいい」という人に分かれそうな気がします。正直いうと私は前者です。

前作はゲームセンターが舞台でレトロゲームが多く出てきました。
ラルフが登場するゲーム「フィックス・イット・フェリックス」もその一つです。
さらに、「パックマン」や「ストリートファイター」など、馴染み深いキャラクター達のカメオ出演も大きな話題となり、普段ディズニー映画を観ない人も足を運ぶきっかけになったのではないかと思います。

レトロゲームがストーリーの軸になっていたことで、比較的新しい「シュガー・ラッシュ」や「ヒーローズ・デューティ」が対照的にうつり、それぞれのゲームの世界観が際立っていたように感じました。

今回の舞台はインターネット。
もちろんゲームセンターの描写や前作からのキャラクターも登場しますが、オンラインゲーム「スローターレース」が登場したことで、同じレースゲームである「シュガー・ラッシュ」が古く退屈な物に見えてしまいました。

そして、今作の見どころの一つとされている「Oh!My Disney」のシーン。
ディズニー、ピクサー、スターウォーズ、マーベルのキャラが数多く出演しています。
今までのディズニー作品でこれだけのキャラクターが集合するというのはおそらくなかったと思うので、このシーンのためだけにでも観に行く価値があります。

そして、予告でも話題になっていた歴代プリンセスが揃うシーン。
…かなーーりギリギリを攻めてます。
(まあ、自社作品でやってることですが…。笑)

近年のラプンツェルやアナなどは元々はっちゃけキャラな感じがありますが、白雪姫やシンデレラにそんなこと言わせちゃう!?と…。
良くも悪くも、プリンセスのイメージが結構変わります。Tシャツやパーカー姿のプリンセスは衝撃でした。
ツイッターやインスタで「現代風プリンセス」といったコラ画像やファンアートを目にすることがありましたが、まさか公式で見る日が来るとは。

私はストーリーの流れ上、"これは「Oh!My Disney」というサイト上のプリンセスであって私たちのよく知るプリンセス本人とは別の存在だ"という解釈をしましたが、はっきりとそういった描写がなかったのは残念でした。
おそらく、その説明があるとややこしくなってしまうからだと思いますが、私としては少しモヤモヤが残りました…。

前作は懐かしいものが多かったのに対し、今作はインターネットの世界や最新ゲーム「スローターレース」、親近感のわくプリンセス達…と、現在の"あるある"が詰まっていて、どちらかというと若年層向けであると思います。


そして、この「シュガー・ラッシュ:オンライン」は観る人によって感じ方が大きく違うのではないかと思います。

ラルフとヴァネロペの意見が食い違う場面で、私は「なにやってんだよラルフ…。ヴァネロペが大事ならそんなこと言っちゃダメでしょ」と思いながら見ていましたが、
ツイッターで感想を見てみると「ラルフの気持ちが痛いほど分かる」と言ってる人も少なくありませんでした。
特に子供を持つ人は、ラルフを親である自分に、ヴァネロペを子供に置き換えてしまって辛かったという人もいて驚き、なるほど…と思いました。

そういった意見を読んでからもう一度見ると、また違う感想を持つかもしれません。


(それと、これは余談ですが、集合体が苦手な方は映画の後半に注意してください…。
私も集合体恐怖症で、普段映画で少しくらいの気持ち悪い部分があっても流せるのですが今回は結構辛かったです(汗)

でも、だからといって観ないのはもったいない素晴らしい映画なので、そこだけちょっと我慢して薄目で見ていただきたい!)


とにかく、インターネットの世界が圧巻です。
2019年の映画始めは『シュガー・ラッシュ:オンライン』をぜひ劇場で!!

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