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【Spotify】平成(と私の23年半)をかざるプレイリスト♪

お題企画「平成をかざるプレイリスト」に参加させていただきます。

実はこのお題を見てから、しばらく頭を抱えていました。

というのも、私(平成7年生まれ)が好んで聴いてきた音楽といえば、昭和(1980年代後半)から活動しているか、既に解散しているアーティストばかり。
子供の頃からヒット曲への興味が薄く、歌番組はもちろんドラマもろくに見なかったため、流行った主題歌すら思い浮かばないのです。

そこで、「最低でも10曲集まらなければ断念しよう」と決めて、この23年半自分がどんな音楽を耳にしていたのか、とことん記憶を手繰り寄せることにしました。

そうしたら、自分で思っているより全然ヒット曲も聴いていたし、年ごとにリリースされたものを調べてみると「これ聴いてた」「これも聴いてた」「あっ、懐かしい」とポンポン浮かんできて、結果的に倍の20曲になりました。よかった~!



1. 世界に一つだけの花 / 槇原敬之
作詞・作曲をされた槇原敬之さんのセルフカバー。お題を見て真っ先に思い浮かんだのが、この曲でした。
小学校の音楽の教科書に載っていて、毎日のように歌っていたのでとても思い出深いです。
小さい頃は「花屋に行った人の歌」くらいにしか思っていなかったのですが、年を重ねて歌詞の意味をちゃんと理解できた時に「なんていい曲なんだ…」と感動したことを覚えています。
私の中で、平成とSMAP、そしてこの曲というのは切っても切り離せません。
2. キラーチューン / 東京事変
平成に結成して平成に活動を終えた伝説のバンド、東京事変。
高校生の頃にハマっていて、繰り返し聴いては、一筋縄ではいかない歌詞の意味をいつも考えていました。
"「贅沢は味方」もっと欲しがります 負けたって
勝ったって この感度は揺るがないの 貧しさこそが敵"
この曲の出だしは、戦時中の標語である、"ぜいたくは敵だ""欲しがりません勝つまでは"のアンチテーゼになっていてシビれます。
"贅沢するにはきっと財布だけじゃ足りないね"  …ここで言われている贅沢とは、お金ではなく心の豊かさのこと。
"貴方は私の一生もの"と言えるような、自分にとっての贅沢をたくさん見つけたいです。
3. アポロ / ポルノグラフィティ
4. メリッサ / ポルノグラフィティ

私の中でこの2曲はセット。そして平成が~というより完全に個人的な思い入れです。
小学生の時、クラス毎にテーマ曲のようなものがあり、それを毎日下校する前に歌うという文化があったのですが… 他のクラスが当然のように合唱曲を歌っている中、うちのクラスはなぜか『アポロ』。その翌年は『メリッサ』でした。
他のクラスの友達は羨ましがり、授業参観の時には保護者がざわつきました(笑)
その2年間はクラス替えがなく担任の先生も一緒だったので、たぶん先生がポルノファンだったんだろうな…。小学校の6年間で一番好きなクラス・好きな先生だったので、今でもこの2曲を聴くと楽しかった思い出が蘇ります。
5. アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士 / DJ OZMA
こちらも小学生の時。とにかく流行っていました。
学校の給食か昼休みの時によく流れていて、みんな歌って踊ってた記憶があります。懐かしい…。
歌番組をあまり見なかった私は数年経ってからやっとDJ OZMAの正体を知り、周りに「今更!?」とツッコまれました(笑)
今回調べていて初めて知ったのですが、この曲は韓国のヒップホップグループ・DJ DOCの「Run to you」のカバーなのだそうです。オリジナルも良い!
6. さくら(独唱)/ 森山直太朗
<春に聴きたい20曲>と被ってしまいますが、小学校でも中学校でも毎年春になると歌っていた思い出深い曲であり、年代を問わず愛されている、まさに平成の名曲だと思ったので選びました。
きっとこれからも卒業式などで歌い継がれていくのではないかと思います。
人生で初めて行った野外フェスで、生で聴けたのも良い思い出です。
7. 夏祭り / JITTERIN'JINN
きっと誰もが知っている有名な曲。…なのですが…、あれ?と思った人もいるのではないでしょうか。
たぶん、私と近いかそれより下の年代の人たちが思い浮かべる『夏祭り』って、Whiteberryの方(平成12年リリース)だと思うんです。
そして実はJITTERIN'JINN(平成2年リリース)がオリジナルだということをほとんどの人が知らない。
(実際、友達とカラオケに行ってJITTERIN'JINNの方を歌うと、「知ってるのと微妙に違う」と言われたことが何度かあります)
Vo.春川さんのまっすぐ通る声が素敵な、オリジナルの方もぜひ知ってほしいと思い選びました。
平成22年には、同じメロディで歌詞が女性目線になっているアンサーソング『なつまつり』もリリースされています。
8. Lovers Again / EXILE
私が音楽をより身近に感じるようになったのは、小5か小6の時に初めて自分専用のウォークマンを持ってからのこと。
そのウォークマンに一番最初に入れたのが、この曲でした。
カラオケで歌うために、"If I ever fall in love, again" "I just don't know what to say to you"の部分を繰り返し口ずさんで練習していた記憶があります。
9. GLAMOROUS SKY / NANA starring MIKA NAKASHIMA
映画版の中島美嘉さんが演じるナナがとてもかっこよくて感銘を受け、中学で同じクラスの友達や後輩とバンドを組み、最後の文化祭にこの曲を披露しました(私はギター)。
聴くと思い出が蘇るのとともに、もう会うことが叶わなくなってしまった友達の歌声が重なってグッときてしまう…。私にとっては懐かしく切なくもあり、大切な一曲です。
10. Rolling star / YUI
こちらは『GLAMOROUS SKY』を弾けるようになるずっと前、ギターを手にして初めて練習した曲です。
「みんな簡単に弾いてるように見えるけど、実際はこんなに難しいのか」と、始めたばかりにして即挫折を味わいました。
YUIさんといえば女性の甘い恋心を歌うイメージが強かったのですが、この曲はロックでギターのリフがかっこいいです。アニメの主題歌にもなっていました。
11. 終わりなき旅 / Mr.Children
昔買っていたお笑い雑誌の中の質問コーナーで、「自分を勇気づけたい時に聴く曲は?」という質問に何人もの芸人さんが挙げていたことで知り、聴くようになりました。
世の中には山ほどの応援ソングがありますが、私は心が歪んでいるので「頑張れ」「負けるな」「明日があるよ」…みたいなストレートな歌詞を素直な気持ちで受け取れないことが多くて。
でも、この曲を聴いた時はすごく心を揺さぶられました。
"生きる為のレシピなんてない ないさ"という歌詞に、今も背中を押されています。
12. 笑顔のまんま / BEGIN with アホナスターズ
平成20年、明石家さんまさんが総合司会を務めた27時間テレビの中で誕生した一曲。コーラスに間寛平さん、村上ショージさん、ジミー大西さん、雨上がり決死隊、ガレッジセール、タカアンドトシが『アホナスターズ』として参加しています。
明るくて陽気であたたかくて、元気をもらえます。
"僕が笑いを君にあげるから 君の笑顔を僕にください"という歌詞を聴いて、「お笑い芸人ってなんて素晴らしい職業なんだろう」と思いました。
笑顔を忘れずにいさせてくれる芸人さんたちは、私にとってのヒーローです。
13. 風になりたい / レッドシアターズ
平成21年から平成22年まで放送されていたコント番組、『爆笑レッドシアター』。そのレギュラーメンバーである狩野英孝さん、しずる、ジャルジャル、はんにゃ、フルーツポンチ、柳原可奈子さん、ロッチ、我が家の8組で『レッドシアターズ』としてリリースされました。(THE BOOMのカバー)
爆笑レッドシアターは、私が23年間で一番ハマった番組。メンタルの不調や不登校で辛かった時にとても救われて、お笑いを好きになったキッカケでもあります。
週の真ん中、水曜22時に楽しみがあるからしんどい毎日を生きられた。感謝してもしきれない、宝物のような番組です。
14. 行くぜっ!怪盗少女 / ももいろクローバー
6人バージョンです。
アイドルにがっつりハマったのは、初期のモーニング娘。以来、約15年ぶりのことでした。
覚えやすいメンバーカラーに、彼女たちの無邪気な性格、個性を際立たせるユニークな楽曲や、恥を捨てた全力のパフォーマンス。
スターダスト初のアイドルグループは、それまでのアイドルの概念を大きく変えました。
15. 素晴らしき日常 / 高橋優
高橋優さんのメジャーデビュー曲。
発売当時、たまたまラジオかなにかで聴いた親がCDを買ってきたことで知り、その歌詞に大きな衝撃を受けました。
人間の醜さや世知辛い世の中を歌い、"きっと世界は素晴らしい"と言って終わるこの曲は、混沌とした感情を洗い流してくれます。
(最初は、まさに"平成"が歌詞に出てくる『こどものうた』を入れようと思ったのですが、歌詞の過激さ故かSpotifyでは再生不可になっていました…。そちらもぜひ聴いていただきたい!)
16. 本能 / 椎名林檎
ナース服でガラスを蹴破るMVは、一度見たら忘れられないほど強烈なインパクトを与えました。
平成という時代において女性歌手の新しいスタイルを確立した方の一人だと思います。唯一無二の世界観で、今もなお我が道を行く姿がとてもかっこよく、同性として憧れています。
17. ゲルニカの夜 / BUCK-TICK
18. 胎内回帰 / BUCK-TICK
私の大好きなバンド・BUCK-TICKの平成最後のアルバム『No.0』より、ラスト2曲を。
タイトルから分かるように『ゲルニカの夜』は戦争が題材になっており、『胎内回帰』は鎮魂歌です。
しかし、死という直接的な言葉ではなく、『ゲルニカの夜』では少年の悲惨な心情を歌った後に"そんな夢見て 目覚めた"と締めくくり、『胎内回帰』では"わたしはゆく 愛の名の下へと"という表現がされています。
生きるということについてとても考えさせられた2曲です。
19. ピンクスパイダー / hide with Spread Beaver
物心がついた時にはすでに、私にとっては映像の中の人でした。
しかしこの曲を始め、hideさんの音楽はどれも色褪せないどころか時代のずっと先を行っていて、これからも聴くたびにそう感じるんだろうなと思います。
どんなことを考えて曲を作っていたのか、そもそもhideさんとはどんな人なのか、過去のものを見て想像することしかできないけれど、知れば知るほど好きになってしまいます。
20. 夜空ノムコウ / 川村結花
作曲された川村結花さんのセルフカバー。
"悲しみっていつかは 消えてしまうものなのかなぁ"
多くの人の信じて待っている未来が、明るいものでありますように。


私が昭和カルチャーに心惹かれてしまうのは、きっと平成に生まれたからこそ。
何かにつけて「平成最後」と言われてもあまりピンとこないのは、思い入れがないのではなく、思い入れ"しか"ないから。

…このお題を通して、そんなことを実感しました。


さて、平成最後に聴く音楽は何にしようかな。




(今回のお題の募集記事で一例として紹介されました。春にぴったりのプレイリストもぜひ聴いてみてください!)

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