最近の記事

黒いiPhoneケースたくさん買うべ

iPhone 12 miniを使ってるのでケース買いました。 まずはエレコム「ハイブリッド ケース 360度保護(PM-A20AHV360L)」。色はブラック。ヨドバシカメラで1170円で保護ガラスまでついててお得。 バンパーをはめた後、背面パーツを装着して完成。プラモみたいで楽しー。 のっぺりしがちなiPhoneケースですが、パーツの境目がこれまたプラモのパーティングラインみたいでアクセントになってます。 ハードケースなのにボタン部分が切り抜かれていません。ポリ

    • 劇場版ポケットモンスター 行くぞ!黄色いの

      『劇場版ポケットモンスター ココ』を見た。泣けた。僕はポリゴンショックも経験した直撃世代なのだが映画館でポケモンを見るのは初めてである。本作は、オコヤの森の奥深く「知恵の泉」に住むポケモン・ザルードに育てられた少年・ココが、森の開発をもくろむ人間から泉を守る、という物語だ。 そんなに面白い話ではなかった。「非文明下で育った人間と現代社会との邂逅&文明と自然の対立」という、ターザンやジャングル・ブックでおなじみテーマのポケモン版であり、30代のわれわれは『もののけ姫』というそ

      • 「ネットでは匿名で発言しろ」というボケカスは一生ROMってほしい

        33歳なので筋肉痛は3日遅れで来るし、怒りは50日後にやって来る。 「ネットは本来“匿名の文化”なんだから、実名でSNSしてる著名人は匿名の誹謗中傷にも黙って耐えとけ」という趣旨のツイートが15万いいね超えてるの地獄じゃないすか。なーにが「だから2chは面白い(ニチャア」だどーせキニ速とか見てんだろ本スレ読んでんのかと小1時間問い詰めたい。 あのね、もう「匿名の文化だった時代は終わった」んです。こういうバカが増えたので。 僕が初めてネットにつないだのは1998年で、“匿

        • 作文って理由書け書けうるさくないですか

          自粛中、家でテレワーク中にお隣の女の子(たぶん小4)が絵日記を書かされてるのが聞こえてきて、 母「だから、水族館に行って“どうして”楽しかったかって理由を聞いてるの」 娘「アザラシの赤ちゃんがかわいかった……から?」 母「じゃそれを書きなさい」 あぶね〜隣のピンポン押すとこだった。アザラシの赤ちゃんは「楽しかった」“理由”なのか。「水族館に行った」という“事実”が、「アザラシの赤ちゃんがいた」という“少し解像度の高い事実”に変わっただけなんじゃないのか。そもそも“感情”に

        黒いiPhoneケースたくさん買うべ

          FOLLOWERS面白いよFOLLOWERS

          カッコいいもの好きでありたくないですか? 僕はカッコいいものが好きでありたい。 「おっ! ○○が好きなんて、君わかってるね!」って言われたい願望はさすがにもうあまりないのだけど(ちょびっとある)、それよか僕は「お酒が飲めないなんて人生半分損してる」「風俗行かないと人生10割損してる」っていう言説を「マジか!」とがっつり信じてしまうので、「世間にこんな評価されてる○○を理解できないなんて、人生損してるんじゃないか?」と思ってしまうのである。だからカッコいいものをカッコいいと思

          FOLLOWERS面白いよFOLLOWERS

          誰かしらコロナに感染しない限り校閲校正業界はずっとこのままだぬーん

          以前、『編集会議』という雑誌に若手校正・校閲者として寄稿させてもらったことがある。紙に印刷されたゲラを鉛筆で校正し、自転車に乗って届けにゆき、緊急時はファクスを使う、というアナログ極まる業務形態を揶揄したような自虐コラムだった。僕は当時真逆の環境から転職してきたばかりということもあり、そうした働き方が新鮮かつ「こういうのも悪くないな」と思っていた。 が、もうそろそろやめにしてもいいんじゃないか。iPadとApple Pencilでいいんじゃないだろうか、と切に思う。 デー

          誰かしらコロナに感染しない限り校閲校正業界はずっとこのままだぬーん

          見たAVを3年記録してたらFANZAの異変に気づいた

          言わずと知れたアダルト配信大手「FANZA」。このサブスク全盛期、僕もご多分に漏れず「見放題ch プレミアム」に加入しているカバンで女性を値踏みしないほうの@Mr.サブスクリプションなのだが最近そのFANZAがおかしい。2019年の新人王は加瀬ななほにあげたい。 FANZAでは目当ての作品を探しやすくするため「尻フェチ」「素人」「巨乳」とジャンル分けがされているのだが、そのうちのひとつ「調教・奴隷」が見当たらないのである。深窓の令嬢が人間オークションにかけられたり、借金のカ

          見たAVを3年記録してたらFANZAの異変に気づいた

          トゥーンは無敵デース ←は?

          昨年、「あだ名をつけられたことがない。あだ名がある人がうらやましい」というnoteを書いた。 30歳が書く内容ではない。ないのだが、そういえば僕にも実はあだ名があったことを思い出した。「シオンボーイ」である。 これは学生時代、バイト先の先輩・松倉さんが唐突に呼び始めたものだ。松倉さんいわく、 ・『遊☆戯☆王』というマンガにペガサス・J・クロフォードというキャラがいる ・ペガサスは相手を「名字or名前+ボーイ」で呼ぶ ・主人公は「武藤遊戯」なので「遊戯ボーイ」と呼ばれる

          トゥーンは無敵デース ←は?

          『ビーナス、とかいっちゃいたい』

          NovelJamの戦友ふくだりょうこさんの短編集『ビーナス、とかいっちゃいたい』が先月からリリースされています。以下レビュー。 人生は選択の連続である。しかし「選ばなかったもの」にスポットが当たる機会は少ない。選んできたものより「選ばなかったもの」「選ばれなかったもの」のほうが圧倒的に多いはずなのに。誰だって振り向けば、切り捨てられた選択肢の残骸が背後に山と積まれている。 『ビーナス、とかいっちゃいたい』の登場人物は皆、土壇場のセレクトセンスが壊滅的だ。結果、好きになった

          『ビーナス、とかいっちゃいたい』

          転職した

          10月で、転職して丸3年になる。まだ慣れないことがひとつだけある。「結城くーん」と呼ばれていることだ。 幼稚園から大学まで僕を名字で呼ぶ人はいなかったのでいまだに新鮮な気持ちである。前の職場でも下の名前で呼ばれていたし、さすがに社外の人は「結城さん」だが親しくなると「しおんくん」といってくれる。そしてそう呼ぶ人の3割は「名字」が「しおん」だと思っている。 現職場が名字で呼ぶことを徹底している、というわけではない。むしろ逆だ。「マーヤ」「いっしー」「ミグちゃん」。みんな僕よ

          転職した

          結局宇多田ヒカルがかかると一番盛り上がる午前2時のダンスフロア

          行きつけの銭湯がある。湯の温度が41℃なのがよい。50℃近い東京の老舗銭湯は福岡出身の僕には熱すぎる。50℃って料理番組に出てくる数値だ。 上京した当初は「これが江戸っ子の粋ってやつか」と真っ赤になったちんちんの先っちょを水風呂で冷やしつつ感心していたが、よく見ると誰も50℃の湯船なんて浸かってやしない。皮膚の感覚機能が完全停止した出がらしジジイが入っているのみだ。 それに比べてぬるめの銭湯はいい。いつまででも入っていられる。僕の行きつけに問題があるとすれば「入れ墨の客が

          結局宇多田ヒカルがかかると一番盛り上がる午前2時のダンスフロア

          村上春樹と

           世間一般に言うところの「本好き」ではない、と思う。胸躍らせて誰かの新刊を待った、という経験もないし、大学生になるまで自分のお金で本を買ったこともない。たまに本を買うときは、古本屋の100円均一棚から適当に10冊抜き出してレジに持っていく、などというと世の「本好き」に一発ずつ殴られるかもしれない。当然『騎士団長殺し』も未読である。  村上春樹との出会いは高校3年のセンター試験のときなのでかなり遅い。とはいえ、当時春樹は極めて実験的な作品『アフターダーク』の刊行直後で新刊を出

          村上春樹と