社会人生活の幕開けも数カ月後となり、大学生活で達成しなければならないことを達成するための日々。
そのひとつに普通自動車免許取得がある。

多くの成人が持つこの免許。特に地元岩手の友達はだいたい大学１年のときに取るけれど、大学１年生はインターンと海外旅行に明け暮れ、その後は研究室とコロナを理由に、免許を取りに通うことを遠ざけてきた。

しかし、働き始めたら時間もお金もないし、重い腰を上げ、リサーチ。
親からは絶対に通いだと大学院を理由に通わなくなるからと合宿を猛プッシュされた。調べてみたら10/11月は閑散期で格安で、その中でも格安のレオパレス・自炊プラン（22万円）in浜松に決めた。

ちなみに自分の名誉のために加筆すると、大学院生も暇ではなく、様々な予定を少しずつずらし、なんとかあけた2週間である。

そして今日はその初日！正直、自分が2週間後に、堂々と道を走行することを許される想像が全くつかないので、日記にしてみようと思いついた。

脅威の2週間つめこみの驚き①：本当の閑散期で参加者５人
朝10時に駅に集合し、集まったのはまさかの5人だった。しかもみんな一人で参加。免許合宿といったら友達とホテル！を連想するが、閑散期の現実は違った。
みんな一人。しかも、海外の方も。教習場はまさかのポルトガル語・ベトナム語にも対応。あまりの閑散な静けさと、驚きのグローバル度にまったくついていけない。

脅威の2週間つめこみの驚き②：超多忙ライフかと思いきや暇
免許合宿の最初のガイダンスで渡された時間割、1時限は8時25分集合、最終時限は11時限で20時10分終了。祝・日曜は17時10分まで。
予想はしてたけど、これは詰め込みだな〜〜〜〜アセアセ
と思ったのだけれど、自分の講義予定を確認すると明日は午後始まりで15時には終わり、2コマのみだった。あれ？？？？？？
まさかのまさか、学科はほぼオンラインで好きなときに、宿に帰ってでも24時間できるよというシステムだった。これはそうとうな驚き。ほぼ拘束されない。
しかも自由に送迎予約もできるので、必要最低限しか教習場にはいなくて大丈夫。講義は寝てないか、化粧しながら片手間でやってないか、ご飯を食べながらながら見してないかなどなど、AI様が完全に監視していて、受講態度がなってないと強制終了されるという監視ぶりで、教習場外でも緊張感が半端ない。こんなに電子化されているのに、わざわざ遠方まで免許を取りに来ている自分・・・と少し虚無になる。

脅威の2週間つめこみの驚き③：1日目からカーブも走っちゃう

勝手に数日後でないと運転しないのかな〜と思っていたら、午後唐突にシミュレーターの講義。突然、シートに座らされ、車がなぜ動くのか、これが〜ブレーキで・・・ブレーキを踏みながらエンジンを入れたら〜〜〜とどんどんシミュレーターがひとり走りする。勝手にエンジンを入れられ、シミュレーターの中で走る私。そうこうしているうちにその講義は終了。
次の時間にはもう路上。まったくついていけてないのですが、言われるがまま走る？走らせるしかない！

自分が運転しやすいように様々な位置を調整するところからだが、これも割りと難しく、ミラーの1/4に車体が見えるように〜とか、絶対明日には忘れていそうだ。自分の背が低すぎるのか、足が短すぎて、すごいシートを前にしないと何にも届かず。親や友人の足の長さに驚いたり・・・。あのひとたちどんだけ足長いんだ。それとプリウスは座高調整機能があり、教官がひたすらにMAXまで上げて〜〜〜〜って言い続けてきて、自分の小ささに運転する前から心折れる。

そして、いざ走り始める。今日イチの衝撃は軽くブレーキを踏んだつもりがすごい勢いで止まったこと。車はブレーキを踏み続けてないと勝手に動くこと。
ずっと足には力が入ったままだし、壊れるくらいハンドルを握りすぎて明日は全身筋肉痛になっていそうな勢いである。

教官いわく、未知の領域をできるだけ知って、想像の範囲を広げることが大切らしいので、私は遠慮なく初日から急発進・急ブレーキ、うまいくらいに曲がるとかどうしたらできるものか。

脅威の2週間つめこみの驚き④：真っ暗闇を進みスーパーへ

帰りの送迎バスでやっともうひとりの参加者の女の子と会話ができて、嬉しくなる私。帰宅して、用意されていた自転車で近くのスーパーまで買い出し。自分が生活したことのない田舎レベルで相当夜道が怖かったので、大量に食材を買い込んだ。
まだ受けなければいけない講義が残っていたので21時から講義。大量の標識が夢にまで出てきそう。

ちなみにこの時期にはすでに高校生も多く、夕方はその高校生の陽キャ感に圧倒されタジタジになった。なので、今夜は渋くごま豆乳鍋にしてみた。

どう考えても2週間では無理そうだし、なによりなれない土地、苦手なこと、ひとりが無理で・・・テンション低め。残りの13日頑張ろう〜〜〜〜〜〜〜〜。