見出し画像

やっと完成。

コロナのアンケート第2弾にご協力頂きました皆さん本当にありがとうございました。

連日の夜中のzoomを経て、無事レポートが完成しました。正直、終わった時には不思議な感じ、あ、終わるんだというよな感覚でした。

第1弾は緊急事態宣言下、まさに観光が全てストップしている中、観光学部は何も出来なくていいのか?、悲観してるだけでいいのか?というもがきの中でうまれました。

コロナウイルスによって観光学を学んでいる学生に可哀想という目が向けられがちですが、この2回のアンケート調査を経て私としてはコロナ禍で観光を学ぶ学生でいれてよかったと思っています。観光は今まさに変革の時です。変化の時は最も難しいですが、最もやりがいがある気がします、だからこそ懸命に模索し続けたく思います。

アンケート、いつも何気なく答えていますが、とても考え込まれたものだとつくりてになって初めて気づきました。
こたえていただいた方はおきづきだと思いますがとてつもない質問量、、考えれば考えるほど聞きたいことが多かったです。収集中、分析中にも聞き方こっちの方が良かったなや、もっとここを聞きたかったなどどんどん出てきました。

今回の大きな軸は今夏のもつ旅行の意味です。移動、旅行が当たり前でなくなった時から一転、推奨された時の人々の動き、これはとても重要、私が生きているうちではもう二度とこんな状態は訪れないだろうと思います。136ページもあるレポートですが、60もの質問の単純集計からクロス分析で構成されますが、伝えたいことは論点整理にぎゅと濃縮されています。何時間かけたか分からない議論でうまれた結論であり、まだ議論途中ですが。ぜひ、論点整理を読んでいただきたいです。(はじめににも思いをぎゅっとかいたつもり)

外出、観光が制限される中だからこそ居住地やその周辺の魅力に目を向けて欲しいという願いから大切にしてきた「地元観光」という考え方、それは旅行の非日常を求めたものと言うよりは、目の前の道にさいたたんぽぽに心があったかくなるような次元の「足もとのワクワクや魅力」に気づくことです。これまでも我が町に目を向けてというような動きは多くありましたが、いまだからこそそんな形が浸透すればいいなと思います。サステイナビリティが近年叫ばれる中、持続可能なまちづくりにおいて、交流人口や観光は注目されてきましたが、街に賑わいを生み出す存在なら住民もなれるはず、本当にここまで脆弱性のある観光を簡単に押しだしていいのか?と観光学部ながら本当に観光はどこにでも必要なのかと悩みもしました。

GoTo事業がとうとう一時停止の判断がされました。しかし、上辺だけの批判ではなく、GoToによる影響を深く捉えたいと思いました。質問量も多く取りました。観光を学ぶものとして一時の世論や批判にとどまらず、効果をしっかりと捉えていきたい、GoToの意味を見いだしていきたい、これからもその姿勢は変わりません。

アンケートに込められた思い、議論で生まれた私たちのすべてがこのレポートにあります。アンケートの最後の質問は「あなたにとって旅行とは」でした。旅行というのはただの余暇活動なのか、コロナウイルスがなければここまで深く考えることもなかったかもしれないという意味でもう一度問い直したく思います。

フィールドワークも思うようにできない、旅行も思うようにできない中ではありますが、私はイキイキと観光を学ぶ学生である、それはコロナウイルスだからこそ言えること見えることがまだまだあるということです。アンケートじつはとても好きです、回答から読み取ること、分析はすればするほど厚い雲がなくなり太陽の光がみえていくような作業でした。これからもアンケートをとる気満々なのでまた皆さん協力よろしくお願いします。

余談ですが議論はしてもしても終わらない、途中から終わりが見えなくて複雑でした笑
論点整理の表、このスッキリと納まった感、いつみてもニヤニヤしてしまいます笑(自分の実力ではこんなとこまでは到底届きません)Zoomの時代?オンラインで人と話せる時代の弊害はわざわざ集まらなくていいから時間が無限大?なことかもなぁ、と思ったり。
多くの人にこのレポートが届きますように。

論文発表の時の質疑応答、厳しいものも多いけれどその研究を1番にわかっているのは発表者だからその論文に興味を持ってくれたことが幸せであり質疑応答の時間はかけがえないものというような話を前された事がありますが、似たような感覚かも知れません。我が子のようなこのレポート、厳しい意見も受けてみたい、そしてもっともっとこのレポートの私たちの考え方をアップデートしていきたいそんな気持ちです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?