昨日、少年（青年）漫画をズラッと並べた『たまに「戦いながら主人公が強くなっていくバトル漫画」を読みたくなる。』というnoteを書きました。結論をサクっと言うと私は「一匹狼タイプの主人公が、頭脳戦や心理戦で成長していく」漫画が好きでした。

一作品のレビューじゃなくて、「好きな作品をズラリと並べて、自分で傾向を探る」が意外と面白いです。その上、好みに合いそうな作品をたくさんおススメしてもらえてめっちゃ嬉しかった！ありがとうございます。

今日は、少女（女性向け）漫画編もやってみようかなーと思います。

少年漫画と同じく、子ども時代を振り返ります。小学生のころの私は小花美穂さんの『こどものおもちゃ』がバイブルでした…。何回読み返したことか…。アラサ―世代のみなさん、こどちゃの続き出ているの知っています？

あと、鉄板ですが、矢沢あいさんの漫画は全てめちゃくちゃ読み返しました。『NANA』の続き出て欲しい…。もう、無理なのかな…。あと、いくえみ陵さんもハマって全て集めてました。

ここから先は、アラサ―になってから読んできたおススメの女性向け漫画ラインナップと傾向を探っていきますー。

ヒューマンドラマ系（ほのぼの日常＆シリアス要素もあり）

・『違国日記』ヤマシタトモコ　1～4巻（連載中）

・『、のような』麻生海　1～2巻（連載中）

・『海街diary』吉田秋生　全9巻

この3作品に共通しているのは、いきなり同居人が増えるということ。親戚の子どもを引き取ることになるとか。「家族って何だろう？」と考えさせられるし、どれもすごく人間模様が複雑だけど、優しい物語。こういうのが特に好きなんだわー。

引き続き　ヒューマンドラマ系（シリアスもあり）

・『3月のライオン』羽海野チカ　1～14巻（連載中）

・『ガールフレンド』鳥飼茜　全3巻

・『リブラブ』小田ゆうあ　全7巻

・『町田くんの世界』安藤ゆき　全7巻

同居はしないけれど、色々な登場人物が出てきてくるのが多いです。話によっては、脇役がメインキャラになったりしています。オムニバス形式と言えばいいいんでしょうか？

ちょっと路線が違うけど、設定が面白い

・『世界で一番、俺が○○』水城せとな　1～6巻

・『シックスハーフ』池谷理香子　全11巻　

これは、とにかく設定が面白い。『世界で一番、俺が○○』は頭脳ゲーム的要素あり。『シックスハーフ』は記憶喪失物。ちょっと異色だけど、どっちも一気読みできる。

まとめ　少女（女性向け）漫画はラブストーリーメインよりも、ヒューマンドラマ系が好き

少年（青年）漫画の好みは「一匹狼タイプの主人公が、頭脳戦で成長していく」だとしたら、少女（女性向け）漫画の好みは「様々な人とのつながりで、主人公とその周りの人たちの関係性や感情、価値観が変わっていく」ストーリーが好きです。

というか、マジで王道のラブストーリーが一個もない。

人間関係のうちの一つとしてラブ要素もあり、くらいならokなんですが…。自分がここまで恋愛への興味が薄いとは知らなかったです。ちょっと意外。

こうやってまとめてみると、少年（青年）漫画の方が、わかりやすく「上」や「前」に進んでいく気がします。強い相手に負けて、痛みを受けて、犠牲を払って、仲間は破れたりして、一人ぼっちになっても、大切な存在を守るために突き進む。そんな姿に感動します。

それに比べて、少女（女性）向け漫画は、「横」に広げていき、「行きつ戻りつ」していくイメージがあります。相手と要望が合わなかったりして、ギクシャクしちゃったり、傷つけ合ったり、葛藤したりしながらも、また新しくつなぎ直せる。再生していくイメージ。人とのつながりを感じさせる物語が多いです。

少年（青年）漫画と少女（女性向け）漫画自体を区切るときも「これどっちだ？？」と悩むことも多かったですし、厳密に言えば区分は違うのかもしれません。

それでも、こうやって並べてみると、どちらの要素も必要な気がしてきました。その時々で、今読みたいもの、必要なものは違ってくるのかもしれません。

みなさんは、どんなストーリーが好きですか？私の好みに限らず、推し漫画があったら教えてください（＾＾）