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SNS疲れしやすいあなたにあえてTwitterにおける「デジタルデトックス不要説」を唱えたい

最近「デジタルデトックス」という言葉をよく耳にする。

インターネットを通じていつでも誰とでも繋がることができるのは便利な反面、その繋がりが原因で疲弊してしまう人も多いようだ。

デジタルデトックスとは、一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことでストレスを軽減し、現実世界でのコミュニケーションや、自然とのつながりにフォーカスする取り組みです。 デジタルを完全に手放して生きよう、というものではありません。
 参考:デジタルデトックスとは? | DIGITAL DETOX JAPAN

インターネットのせいで疲弊するくらいなら、一度距離を置くのは最善の手段だと思う。
デジタルデトックスすることで健全な生活を取り戻せるのならそのほうが良い。

ただそれでもやはりインターネットが好きな私としては、デジタルに疲れて必要な情報が得られるかもしれない機会を逃すのはもったいない気がする。

私自身はインターネットがないと生きていけない人間だ。
特にTwitterを通じて気付きや学びを得ている身としては、デジタルデトックスと称して「一定期間デジタルデバイスと距離を置く」ほうがしんどい。

そのため「デジタルデトックスしよう」という発想にも至ったことがない。
それがどうしてなのかを考える中で、インターネットとうまく付き合うためにはある程度疲弊しないコツがあるのではないかと思った。

そこで今回はデジタルデトックスという取り組みがある一方で、私自身がデジタルデトックスをすることなくインターネットを好きでい続けられていると思われる7つのTwitterのコツを紹介したいと思う。

これは主にTwitterにおける話だが、他のSNSでも応用可能であればぜひ試してほしい。

SNSのチャンネル権は自分が握る

Twitterはアカウントに基づいたフォローをしているため、タイムラインにはフォローしている人の情報が流れてくる。
(その点、InstagramのハッシュタグのフォローやPinterestのボードのフォローって便利な機能だなあ…というのはまた別の機会に。)

もちろんアカウントの発信内容に興味があってフォローしたとは思うが、そのアカウントの発信内容の全てに興味があるわけではないだろう。

興味がない情報がタイムラインに流れてくるのは「見たくもないテレビを見せられている状態」に等しいのではないだろうか。
そもそもその状態にストレスを抱える人が多いと話を聞く。

SNSは本来双方向性のメディアなのに、テレビのような受動型メディアのように情報を眺める状態に苦しくなってしまうのは良くない。

解決策は見る情報のチャンネル権を自らが握ることだ。
以下でチャンネル権を自らの手にするための方法を2つ紹介する。

①リスト化→リストのタイムライン閲覧

タイムラインを見ていると、時に知りたくない情報が流れてくることもあるのではないだろうか?

でもTwitterで情報をおさえないわけにはいかない…

そんな人にオススメなのがリスト機能だ。

リストとは、複数のTwitterアカウントをまとめて管理できる機能です。独自のリストを作ったり、他の利用者が作ったリストを保存したりできます。リストタイムラインには、リストに登録されたアカウントのツイートのみが表示されます。
 参考:リストの使い方 - Twitter Help Center

最低限情報をおさえておきたいアカウントをリスト登録して、そのリストのタイムラインのみを確認するようにするのだ。

混沌としたタイムラインを見るのに疲れたときは、リストのみを確認することで必要以外の情報をシャットアウトしながら情報を得ることができる。

②アカウント複数持ち

真面目なビジネスアカウントを持っている人に多いのが「炎上疲れ」のような気がする。
※ここでいう炎上は自身の炎上に限らず、界隈で燃えているアカウントがある場合も指す。

身近に炎上している人がいると、まわり発信に対してピリピリしたり、心をヤキモキさせる人も多いようだ。

そんなときにオススメしたいのが、アカウントを複数持つことだ。
既に持っているアカウントとはできるだけインタレストグラフが被らないアカウントであるほうが望ましい。

誰かの炎上など心がざわつく出来事があったら、アカウントを切り替えよう。
すると相当大事になっている事柄でなければ、その出来事はもうひとつのアカウントには表示されない。

「ビジネスアカウントではあの件の話ばかりだけど、こちらのアカウントでは全然そんな話題出てきやしないな」と感じることになるだろう。

「Twitterで話題になっていても、世の中の多くの人は知らない」と良く言われるが、界隈の大ニュースも他界隈では話題にも出なかったりするものだ。
これまでの自分が「井の中の蛙」だったような気分を味わえるので良い。

今のアカウントに疲れたら、もうひとつのアカウントに切り替えて別なタイムラインを覗く。
それだけで世界は変わるし、気分も晴れるはずだ。

不快な発信や内容は見ないための工夫をする

上記の方法によりチャンネルを切り替える手段は既に持っている。

「でもチャンネルを切り替えたところで、嫌な発信が目につくんだ!」という方にやってほしいのが以下の2つの方法だ。

以下を試してもらうと随分快適なSNSライフが過ごせて、「SNSを見るのに疲れたからデジタルデトックスしたい」とは思わなくなるのではないだろうか?

③不要な情報発信をするアカウントのミュート

あなたがフォローしていないとしても、誰かがリツイートするために流れてくる苦手なアカウントはミュートしよう。

参考:Twitterでアカウントをミュートする方法 - Twitter Help Center

たまにSNSの話をしたときに「あの人の投稿、苦手なんですよね~」という相談を聞くと、単純に「だったらミュートすれば良いじゃないですか?」と思う。

もちろん苦手な人の投稿であってもタメになるのかもしれないが、苦痛に感じながら発信を見るくらいならミュートして「ないもの」としたほうが心地よく過ごせる。

現実世界では到底実現不可能だが、SNSの世界では自分が苦手な人の存在を消すことができるなんて、なんとまあ便利な時代になったものだ。(にっこり)

またミュートは基本的に相手に気づかれることがないので、他人を傷つけないのが良い。
あなたを傷つけるクソリプや迷惑行為に対してはブロックで対処するのが適切だが、あなたが「苦手だな」と感じるくらいならそっとミュートで離れられる。

ミュート機能を積極的に使って、自身の心の平静を得よう。

④ミュート機能を活用しよう

上記でアカウントのミュート機能を紹介したがアカウントだけではなく、キーワードやハッシュタグにもミュート設定があるのをご存知だろうか?

参考:ミュートの詳細設定オプションを使用する方法

自分にとって不必要な情報が含まれるキーワードやハッシュタグはミュートにすることで、快適な心持ちで過ごせる。

過去にタイムラインが嫌になったときの最終解決手段として「Twitterから距離を置こう」と呟いてはいるけれど、個人的には見たくない情報があるのが原因でTwitterをやりたくなくなるのは本当にもったいないと思う。

「私がTwitterをしない原因になるような不快な言葉なんていなくなれ!」と思いながら、ミュートワードをバチバチに設定していこう。(にっこり)

発信する側として持つマインドセット

主にこれまでは「SNSを見る側」として疲弊しないための方法を紹介したが、残りは「SNSで発信する側」として意識しておくと疲れないと思われるコツを紹介する。 

正直私は、①~④の方法についてはほとんど実施していない。

「じゃあなんで①~④を紹介したんだ?」と思われるかもしれないが、おそらくSNSを見るだけで疲れてしまうタイプの人は、もう既に発信するような気力を持ち合わせていないだろう。

そこで①~④で普段通り発信するだけのモチベーションを持つために快適なSNSの監視環境の作り方を紹介したつもりだ。

「SNSを見ること」では疲弊しないタイプの人は、以下の発信におけるマインドを意識するとインターネットで疲弊しないのではないかと思う。

以下は私が「しおリスクル」(@shioliskul)として発信している際に考えていることだが、書いてみると少々夢がないなあと思ったため夢を壊したくない人はここまでで「戻る」ボタンを押してもらえるとありがたい。











ということで、話を続けたいと思う。
(おそらく私に「夢」を感じている人はいないと思うので、ここの離脱率は低そうだなあ。)

以下が私が発信する上で考えるSNS疲れしない3つのコツだ。

⑤別人格を持つ

Twitterで発信している「しおリスクル」は、自分とは別の存在だと考えている。
※SNSでの発言に対して責任を持たないというわけではない。

もちろん自分自身が発信しており、ゴーストライターならぬゴースト発信者がいるわけでもないのだが、別人格として発信をしているので完全に私ではない(心持ちでいる)のだ。

そのためたとえSNS上の発言で「しおリスクル」が「イタいことをやっている」「ヤバい奴だ」と思われても、正直それはひとつの演出で認知施策だと思いながらあえて実施している部分があるので、私自身へのダメージはない。

(そうじゃないと、正直このアイコンにはできない。)

⑥自分の全てを発信しない

これは⑤にも関連するのだが、「しおリスクル」と自分を別の存在と考えるために私自身の全ては発信しない。

たとえば、
・記事を読んでシェアしたいものがあったら、3つのうち1つだけをシェアする。
・「今日はAしてBしてCした」としても、AとBにのみ言及してCの話はしない
などだ。

自分の行動や考えの全てを発信してしまうと、自分をSNS上の自分と同一視しすぎてしまうため、それを避けるのに最適な手段だと考えている。

さらに全てを発信しないことは、自己の心の平静を守ることにも繋がるのではないかと思っている。

たとえばもし何かで批判されていたとしても、自身の全てをSNSに記さないことで「この人は私の一部分しか見ていない状態で、本当の私を知らずに批判しているな」と思えるはずだ。

あくまでも自分の分身である「SNS上の自分」が批判されたにすぎず、自分自身は傷つけられることもない。

※もしこの話を聞いてもなお「自分の全てを発信したくてたまらないんだ~」という人がいるようなら、SNSを分けて発信することをおすすめしたい。

たとえば「AしてBしてCした」場合、
・AについてはTwitterアカウントで発信
・BについてはTwitterのサブアカウントで発信
・Cについてはインスタストーリーズで発信
などだ。

私自身もTwitterに書くほどではないが、どこかに残しておきたい事柄があればTwitterのサブアカウントやインスタストーリーズに残しておいて「記録」している。

ひとつのアカウントに自分の発信を集約させて、自分をSNS上の自分と同一のものとしてしまうのは危険なので、投稿するSNSの分散をすることを意識する。

このようにして「本当の私はSNSにはいない」状態を意識的につくるのが大事だと思う。

⑦リアルタイムに発信しすぎない

これも⑤にも関連するのだが、リアルタイムにやっていることや考えていることを発信すると、自分をSNS上の自分と同一視しすぎてしまう。

鮮度が大事なリアルタイムの発信以外は、数時間あるいは数日寝かせてから発信したほうが冷静な気持ちで発信できるものだ。

あとは「リアルタイムに発信しない」ことを意識的にやっていると「今、つぶやかなければならない」という変な使命感を感じずに済む。

この「今、つぶやかなければならない」使命感は、SNSにのめりこんで自分をSNS上の自分と同一視しすぎた末路だと思う。

自分の状態を振り返って「あれ?」と思う方はぜひ一度「リアルタイムにつぶやかない」ことを意識的にやってみてほしい。

デジタルと執拗なまでに距離を取るデジタルデトックスは本当に必要なのか?

このnoteを通して私が伝えたいのは「SNSで適切な距離感を保っていれば、デジタルデトックスはもともと不要なのではないか?」ということだ。

もともとSNSはゆるく楽しむための娯楽のようなものであったはずだ。
それが現実世界と結びつき、ビジネスにも活用できるようになったことで多くの人がSNSを本気でやるようになった。

それが原因で、

・SNSに真剣に向き合いすぎている
・SNSに誠実な自分でありすぎている

上記のような人が「SNSに疲れてしまっている」ような気がする。
SNSを純粋に楽しんでいれば、デジタルデトックスは必要ないはずだ。

もっとゆるく楽しもう。
で、みんなで楽しいタイムラインをつくっていこう。

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