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資料ダウンロードによるリード獲得は、合コンでの恋人探しに似ている気がする

「合コンってコスパ悪いし、非効率だよね」という話をよく耳にする。
学生時代には私自身もそう思っていたし、合コンで恋人ができた誰かの話を聞くと「そんなことあるんだ」なんて驚いていたくらいだ。

IT会社に勤めて3年目、仕事だけではなく日常におけるさまざまなものをマーケティングとして捉える発想が身についた。
「恋愛」もマーケティングを実践できるひとつの例だと思う。

日常におけるマーケティングを考える中で、学生時代は「時間とお金がもったいない」と感じていた合コンが、実は恋人と出会うための施策に向いているのではないか?と思えてきた。

恋愛施策をリード獲得施策として特徴を分析してみた

物事にはさまざまなフェーズがあるように、恋愛にもさまざまなフェーズがある。
今回は恋人候補と出会いお付き合いに至るまでのフェーズにおける施策の特徴を考えていくことにする。

①すでに知り合いの人とお付き合いをする
すでに見知った関係の人と恋人関係になるのは、新たな出会いの必要はないし、関係値がゼロからのスタートでもない。
親交を深めるだけで恋人になれる可能性があるという点で「コスパ」は良いかもしれない。

もともと知り合いの総数が多い場合や、これまでの出会いの中ですでに「この人と一緒にいたい」と思える人に出会えている場合は、この方法だけでも十分に事足りるだろう。

ただし会社やサークルなど、同じコミュニティの中で多くの人とお付き合いをすると白い目で見られる可能性もあるので注意が必要だ。

②知人の紹介で出会った人とお付き合いをする
知人を介しての紹介は、知人の知人ということで全く知らない相手というわけではないため、出会いのハードルが下がりやすい。

また紹介者があなたが求める恋人の条件を把握してくれている場合、両者にとって共通の知人となる責任を負ってくれている(はずな)のでそんなに条件と外れた人を紹介されることはないだろう。

ただそんな優しい紹介者の知人がいて、適切な紹介を受けられるかどうかは、あなたのこれまで築き上げてきた人望次第かもしれない。

③SNSやマッチングアプリで出会ってお付き合いをする
最近はSNSやマッチングアプリを使った恋愛は珍しくない。
趣味や考え方に共感できる相手と出会いやすいため、直接出会うまでのハードルは高いが、そこからお付き合いに至るまでは比較的容易になるかもしれない。

ただし、男女問わずSNSやマッチングアプリでの恋愛に泣いた経験がある人は多いという話も聞く。

原因は恋愛へのモチベーションの差にあるのではないかと思うが、これは実際に相手と出会ってみないと分からない部分なので、仕方がないことなのかもしれない。

④婚カツパーティー・街コンに参加してお付き合いをする
総じて恋愛へのモチベーションが高い方が集まるイベントに参加してから、それ以外の条件のすり合わせをしてカップリングするというものだ。
SNSやマッチングアプリによる出会いと相対するものでないかと思う。

最近は、
・男性側は年収が一定以上じゃないと参加できない(年収条件あり)
・30代限定の婚カツパーティー(年齢層で区切る)
・野球が好きな人たちで野球観戦しながらの街コン(共通の趣味)
などのさまざまな切り口でのイベントはあるが、当日話をするまで接点を持てない限り、相手の趣味や価値観を知ることができない。

この点から、恋愛に対するモチベーション以外については当日参加してみるまでコントロールできないものとしている。

⑤合コンに参加してお付き合いをする
冒頭に述べたように、コスパや効率が悪いと言われる上に、結婚式で出会いのきっかけとされる際は「共通の友人を介したお食事会」と濁されてしまう合コンだが、出会いの施策としては昔ながらのオーソドックスなものだ。

SNSやマッチングアプリのように趣味や考え方が合う人と出会える保証も、婚カツパーティーや街コンのように恋愛へのモチベーションが高い人が来る保証もない。
これが合コンをコスパや効率の観点から毛嫌いする人が多い所以だろう。

とはいえ世の中では、合コンをきっかけにお付き合いをする人たちも少なくない。
もちろん気が合ったことでお付き合いすることもあるが、そうでなくてもお付き合いに至る場合がある。

・共通の趣味があるわけでもなく、考え方が近しいわけでもない(=SNSやマッチングアプリでの出会いの可能性はない)が自分とは違った感性に惹かれた
・恋愛に対するモチベーションは、どちらかもしくは双方が高くない(=婚カツパーティーや街コンでの出会いの可能性はない)が「この人とは一緒にいたい」と思って付き合った

マッチングアプリや街コンでは出会うはずのない人たちが恋人同士になる化学反応が起きる(かもしれない)場が合コンなのかもしれない。

各施策を比較したとき、合コンは本当に非効率なのか?

恋愛施策について特徴を考えてみると、これはビジネスにおけるリード獲得施策に近しいものがあるのではないか?と感じた。
私の中でのイメージは下記の通りだ。(あくまでも個人的見解なので、異論はあるものとする)

①知り合いとのお付き合い:既に接点のある企業へのアプローチ
・すでに出会っている総数が多いならこれで事足りる
→不足を感じるようになったら②~⑤の施策を実施
②知人の紹介:他社からの紹介
・紹介者は双方にとって利があると思い紹介してくれているので、マッチング率は高い
→紹介だけに依存するわけにはいかないので③~⑤の施策を検討
③SNSやマッチングアプリ:イベントや展示会への参加
・興味関心のマッチング度合い(ビジネス上の相性)は近しい傾向にある
・モチベーション(情報収集段階、比較検討段階、導入直前段階など)はさまざま
④婚活パーティーや街コン:問い合わせ
・モチベーションは高め
・興味関心のマッチング度合いは確かめる必要がある
⑤合コン:資料ダウンロード/ホワイトペーパー施策
・モチベーション、興味関心のマッチング度合いともにさまざま
・②~④だけでは出会えない出会いがある

確かに角度が高い恋人と確実に出会いたいのならば、SNSやマッチングアプリ、婚カツパーティーや街コンがてっとり早いだろう。
ただ「出会いの総数を増やす」点において向いているのは圧倒的に合コンだと思う。

さらに合コンが良い理由は、合コンで直接は恋人にはなりえなかった相手とは知り合いになりやすいということだ。
(SNSやマッチングアプリ、婚カツパーティーや街コンで恋人になりえなかった人とその後も知り合いでい続ける人は多くないらしい)

知り合いの総数が増えるので、そこから将来的にはお付き合いすることになったり、誰かを紹介をしてもらえる機会もできる可能性がある。

合コンと似ている(?)資料ダウンロード施策とは

いろいろ書いてみたが、私にとって今回のnoteの主題はこの先の部分である。(合コン良いよって言いたいだけのnoteではない)

資料ダウンロードサイトの枠を販売している中で、合コンと資料ダウンロード施策は似ている(気がする)と感じる。
どちらも「出会いの総数」を増やすのに向いている施策だからだ。

資料ダウンロード施策とは
・サービスに関する資料を個人情報(会社名・担当者名・電話番号・メールアドレス等)と引き替えにダウンロードできるようにする
・ダウンロードできるのがノウハウ資料や事例集の場合、ホワイトペーパー施策ということもある

また恋愛において恋人は1人だが、企業としてスケールしていくにはたくさんの取引が必要だ。
そのためにはまず出会いの総数が重要になってくるため、資料ダウンロード施策を実施してリード件数を獲得することが求められる。

私が資料ダウンロードサイトの枠を販売している中で、考えている資料ダウンロード施策のメリットは以下の通りだ。(他にもあるよというご意見や異論などあればぜひ!)

〈資料ダウンロード施策ならではのメリット〉
・イベントや展示会では会えない/問い合わせのない企業のリードが手に入る
(他施策でしか出会えない企業もいると思うので、掛け合わせの必要はあると感じる)
・ターゲット企業ではなくても仕事につながる可能性(=ビジネス上の相性にとらわれない出会い)
・検討度合いが比較的低い状態から接触できる(=潜在層へのアプローチが可能)
・すぐにはビジネスにつながらなかった場合も、別事業や新規事業などで仕事につながる可能性がある

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というわけで、少々「我田引水ではないか?」と思われてしまうかもしれないのですが、スケールを考える上でもし資料ダウンロード施策の詳細が気になる人はぜひともご連絡ください。

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