見出し画像

心にmy fair ladyを。

わたしの心のなかにはmy fair lady(わたしの美しい人)がいる。
姿形は、まさにオードリー・ヘップバーンそのもの。
そう、その人はわたしが創り出したオードリー像でもある。

小学6年の冬、わたしはローマの休日を観て
たちまちオードリー・ヘップバーンのとりこになった。
愛らしくて吸い込まれそうな瞳が印象的な小さな顔
その際立ったスタイルとファッション
もはやその魅力は言葉にすることができなかった。

彼女はわたしの永遠のアイコンだ。
何より、ルックスの美しさだけでなく、彼女の内面の美しさ。
これは外見を超えるものがある。晩年のユニセフ活動はあまりに有名だが

彼女は本当に愛情と感謝に生きた人だった。

Love is action. It isn’t just talk, and it never was. We are born with the ability to love; yet we have to develop it like we would any other muscle.
(愛とは行動。言葉だけではだめです。言葉だけですんだことなんて一度だってありません。私たちには生まれつき愛する力が備わっているけれど、筋肉と同じで、その力は鍛えなければ衰えていってしまうのです。)

これは彼女の有名な言葉のひとつ。
愛する力は筋力と同じとは!
目から鱗、そして愛することを怠けない彼女は本当に気高いと思った。

もう一つ好きな言葉。

The most important thing is to enjoy your life – to be happy – it’s all that matters.
(何よりも大切なのは、人生を楽しむこと。幸せを感じること、それだけ)

すべてが順風満帆と思えるオードリー。
しかし、幼少期には辛い戦争や両親の離婚を経験、私生活では幸せな家庭を築くことに何より心を砕きながらも2度の離婚、と波乱があったそう。
また、何もかもが完璧に見える容姿にすら、彼女はコンプレックスがあったというのだ。

それらをすべてまるっと引っくるめても、彼女はいつも誰に対しても
深い愛情を持つことを忘れず、また日々をたくさん笑って過ごし、幸せを力一杯味わうことには手を抜かなかった。
そんな生き方が本当に尊く、わたしもこうでありたいと強く願う。

その願いが、わたしの心のなかに種としてまかれ
いつしか小さなレディという形になった。

私の心が乱れたとき、レディはそっと寄り添ってくれる。
そして私は彼女と話し合う。
「どうしたらいいと思う?」
実際、自分自身との対話。わたしはこれが大の苦手だった。
しかし「レディ」という存在を介在させることで
対自分との話し合いはぐんと円滑になったのだ。

オードリーのこんな言葉がある。

It only people to once and for all decisions can be successful.
(きっぱり決断する人だけが成功します)


何かでつまづいた時、きっと誰かが手を差し伸べてくれる。
周囲に助けてもらったり、励ましてもらうことはなくてはならない。
でも、立ち上がってからどうするか。
それは、自分で決断するしかない。
人に決断してもらってはいけないのだ。

自分で決めることは勇気がいるし、責任ものしかかる。
それでも、自分の心と対峙して、答えを出そうともがいてもがこう。
あなたのなかの”レディ”は必ず力になってくれるから。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?