はじめまして、

shiori 30歳 呼ぶ時は しおりん(が今のお気に入り)

わたしは一人っ子、この上なく大切に何不自由なく育てられてきた。
物ごごろついた頃には、毎日何かしらお稽古に通う日々。
時間感覚はめっぽう弱いのに、曜日感覚はそれなりにあるのは、幼少期からお稽古と曜日を結びつける癖がついていたからか。

書道、公文式、スイミング、ピアノ、絵画、リトミック、テニス・・・
書き出すと、よくこんなにこなしていたし、送り迎えをしてくれていた両親(ほぼ母)には感謝しかない。

たくさん習い事をしてきたが、どれもそれなりにできて、そこまではできない。中途半端が積み重なる。ほとんど挫折もなく、大成功もなく、気づけば社会人になっていた。

思い返すと、私は自分で決断をしたことがほとんどない。
周りに言われてなんとなく。そんなことばかりしていた。
そして何か不都合があると、周囲の人や環境、はたまた社会せいにばかりしていた。

でも、今は違う。

変えてくれたきっかけは、こんまりこと近藤麻理恵さんだった。
片づけをしながら「ああ、私の人生このままじゃ嫌だ」そう思ったのだ。

最初に、そしてこれまでで最も変化したのは生活リズム。
何時まででもぐずぐず起きていて、休日はいつまでも寝ている生活をずっとしてきた私が、5時起きを決意。一時期は朝ランニングにはまっていた。
今ではすっかり朝方人間。平日はたいてい4〜5時に起きる。

次に変化したのは体型。筋トレにはまり、めりはりのないだらしない身体から、今は自己史上で一番シルエットがいい!と自信を持って言える。この変化によって、自分のことを好きだと思えるようになった。

時々、変な焦燥感にかられることがある。
「私はどうしてこんなに何もできないの、どうしてもっとできないの・・」
これが今一番なおしたい悪い癖。
そんなときは、ここ数年の自分史を振り返る。過去の自分は確実に”今”に向かって積み重ねをつくってくれている。

夫とまだ交際していた頃、こんなことを言われた。
「人にしてもらおう、っていう考えはよくない。自分のことは自分で励ましたり、楽しませたりできなきゃ。そう俺は思う」
その頃の私は、夫(好きな人)に楽しませてもらおうとしていた。いや、実際は結婚した当初も思っていた。
夫の発言はドライに聞こえるかもしれない。でも、私たちはもちろん、お互いを尊重して楽しませる努力もしている。辛い時に励まし合いもする。

彼が言いたかったのは、まずは自分の足で立つ。それができて初めて、誰かを支えることもできる。そういう意味なのだと今は思う。
こんまりさんの次に、私の人生を前進させてくれたのは、紛れもなく夫だ。

類は友を呼ぶという。
おこがましいけれど、ここ数年、私が人との出会いに恵まれているのは、私自身がよい方向に変わってきている証拠だと思っている。まだ与えられてばかりの日々。いずれは誰かに与えられる人になることを目標に、私は今日も生きていく。


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