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観劇記録〜舞台「THE MONEY-薪巻満奇のソウサク-」〜

舞台「THE MONEY-薪巻満奇のソウサク-」


七海ひろきさんプロデュースの小劇場演劇、舞台「THE MONEY-薪巻満奇のソウサク-」の観劇記録です。多方面で活躍されている七海さんにはいつも違った楽しみを頂いていますが、中でも私が一番好きなのがお芝居をしているときの七海さん。発表を聞いたときは本当に嬉しくて、公演をずっと楽しみに待っていました。

「ミステリー」な「シットコム」ってどんな感じなんだろうと全く想像が付かないまま観劇日を迎えましたが、驚いたり、緊張でドキドキしたり、そして何より両目から涙が溢れるほど笑ったり…で大忙しでした。「なるほどこれは『ミステリーシットコム』だ…」と思いながら。

「舞台はナマモノ」とよく言いますが、今回は特にそれを感じた公演でした。何日か観劇させていただいたのですが、公演の度に演者の皆さんのテンポやテンションが変わり、それによって客席が笑い出すタイミングもちょこちょこ変わり、一回一回が本当にその日にしか存在しない作品となっているのを感じました。小さな劇場でマイク無しという臨場感に包まれながらの観劇というのも、とても新鮮で幸せな経験だったなと思います。

夫の失踪に
困惑する姿・もがきながら創作と向き合う姿・そしてちょっと愛らしい姿をテキパキと切り替えて演じていた寿さん、怪しくて恐ろしい雰囲気を纏いながらも、おそらく今回最も客席の笑いをかっさらったであろう緒月さん、クールビューティーなのにあんなにコミカルに動けちゃう伶美さん(個人的に一番ツボだったかもしれない)、なんだか親戚のおばちゃんみたいな気持ちで最後まで「頑張れえ!」と応援してしまったほど愛らしくてたまらなかった澄風さん、後ろ姿だけでも今が「アオイ」か「蒼」なのかが分かってしまうほどオーラを変えて演じ分けていた七海さん。

みなさんの熱演にも配役のセンスにも本当に感動してしまいました。5人全員が「はまり役ってこういうことだよね」と思わせてくれるような、なんだか本当にこの世界に生きてるんじゃないかと思うくらいリアルな存在に感じてしまって。

お話の内容も本当に面白かったです。途中で出てくるほんの小さな出来事やワードもしっかり伏線になっていて、それらがいつの間にかしっかり回収されていて…タイトルからすでに伏線が張られていたのにも思わず唸ってしまいました。「ピリッとした緊張感」と「クスっと笑える面白さ」のテンポもすごく心地良くて、体感時間がとにかく短かかったです。

このご時世になる前から劇場でも映画館でも笑いは堪えるタイプでしたが、開演アナウンスで「どうぞお笑いください」と主演の寿さんから2度も圧をかけて(←)いただき、遠慮なく大笑いさせていただきました。「笑ってはいけない」と言われていたとしても無理だったかもしれないくらい面白かったんですが…笑いすぎて終始顔にマスクがひっついてしまうので呼吸がつらくなり、この観劇用にいつもよりひと回り大きいマスクを購入したほどです。

それにしても、同じものを観たいと思って集まった方たちと一緒に笑うってこんなに楽しいことだったんですね。私にとって特別な体験となりました。またいつの日かこんな機会があったら嬉しいな。

千秋楽は終わってしまうのが寂しいと思いながら着席したのに、寂しいなんて思う暇さえ与えて貰えないほど、本当に最後まで面白かったです。QQカンパニーの皆さま(携わっていらっしゃった全ての皆さま)、ありがとうございました🦭

ご覧の通り感想を書こうとすると長くなるので、観劇の度に感想を簡潔に書いて贈ることができるお手紙ボックスの設置が嬉しかったです✉️

まだまだ書きたいことがあるような気もするけれど、この辺で。

shiori hasegawa on Instagram: "舞台「THE MONEY-薪巻満奇のソウサク-」 七海ひろきさんプロデュースの小劇場演劇、舞台「THE MONEY-薪巻満奇のソウサク-」の観劇記録です。多方面で活躍されている七海さんにはいつも違った楽しみを頂いていますが、中でも私が一番好きなのがお芝居をしているときの七海さん。発表を聞いたときは本当に嬉しくて、公演をずっと楽しみに待っていました。 「ミステリー」な「シットコム」ってどんな感じなんだろうと全く想像が付かないまま観劇日を迎えましたが、驚いたり、緊張でドキドキしたり、そして何より両目から涙が溢れるほど笑ったり…で大忙しでした。「なるほどこれは『ミステリーシットコム』だ…」と思いながら。 「舞台はナマモノ」とよく言いますが、今回は特にそれを感じた公演でした。何日か観劇させていただいたのですが、公演の度に演者の皆さんのテンポやテンションが変わり、それによって客席が笑い出すタイミングもちょこちょこ変わり、一回一回が本当にその日にしか存在しない作品となっているのを感じました。小さな劇場でマイク無しという臨場感に包まれながらの観劇というのも、とても新鮮で幸せな経験でした。 困惑する姿・もがきながら創作と向き合う姿・そしてちょっと愛らしい姿をテキパキと切り替えて演じていた寿さん、怪しくて恐ろしい雰囲気を纏いながらも、おそらく今回最も客席の笑いをかっさらったであろう緒月さん、クールビューティーなのにあんなにコミカルに動けちゃう伶美さん(個人的に一番ツボだったかもしれない)、なんだか親戚のおばちゃんみたいな気持ちで最後まで「頑張れえ!」と応援してしまったほど愛らしくてたまらなかった澄風さん、後ろ姿だけでも今が「アオイ」か「蒼」なのかが分かってしまうほどオーラを変えて演じ分けていた七海さん。 みなさんの熱演にも配役のセンスにも本当に感動してしまいました。5人全員が「はまり役ってこういうことだよね」と思わせてくれるような、なんだか本当にこの世界に生きてるんじゃないかと思うくらいリアルな存在に感じてしまって。 お話の内容も本当に面白かったです。途中で出てくるほんの小さな出来事やワードもしっかり伏線になっていて、それらがいつの間にかしっかり回収されていて…タイトルからすでに伏線が張られていたのにも思わず唸ってしまいました。「ピリッとした緊張感」と「クスっと笑える面白さ」のテンポもすごく心地良くて、体感時間がとにかく短く感じました。 このご時世になる前から劇場でも映画館でも笑いは堪えるタイプでしたが、開演アナウンスで「どうぞお笑いください」と主演の寿さんから2度も圧をかけて(←)いただき、遠慮なく大笑いさせていただきました。「笑ってはいけない」と言われていたとしても無理だったかもしれないくらい面白かったんですが…笑いすぎて終始顔にマスクがひっついてしまうので呼吸がつらくなり、この観劇用にいつもよりひと回り大きいマスクを購入したほどです。 それにしても、同じものを観たいと思って集まった方たちと一緒に笑うってこんなに楽しいことだったんですね。私にとって特別な体験となりました。またいつの日かこんな機会があったら嬉しいな。 千秋楽は終わってしまうのが寂しいと思いながら着席したのに、寂しいなんて思う暇さえ与えて貰えないほど、本当に最後まで面白かったです。QQカンパニーの皆さま(携わっていらっしゃった全ての皆さま)、ありがとうございました🦭 ご覧の通り感想を書こうとするととにかく長くなるので、観劇の度に感想を簡潔に書いて贈ることができるお手紙ボックスの設置がとても嬉しかったです✉️ . . . #ザマネ #観劇記録 (以下パンフレットの紹介順に) #寿つかさ さん #緒月遠麻 さん #伶美うらら さん #澄風なぎ さん #七海ひろき さん" 3 likes, 0 comments - shiori_hasegawa on September 3, 2023: " instagram.com

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