録音環境と朗読技術

 録音環境について。
 つい先日から、自分の小説作品を音読して公開する、ということを始めました。
 自分で公開した音読の音声データをスマホで再生してみたところ、パソコンで再生した時には気にならなかったのですが、「サー」というホワイトノイズが自分の声にかぶっていて、わりと音質がよろしくない。

 録音に使っているのは、近所の家電量販店で買った、2000円ほどのヘッドセットマイクです。これを選んだ時には「Skypeで音声通話ができればいいか」位の基準でした。なんなら、音が聞こえて声が入ればなんでもいいや、くらいの勢いで買ったので、音質とかあんまり気にしていなかったんですよね……。

 まさか自分がインターネットおしゃべりマンになるとは夢にも思っていなかったわけでして。

 現在、お財布と相談しつつ、オーディオインターフェースやもう少し音のいいマイクの購入を検討しています。
 「鏡に祈る」の音読は、最終的に一本にまとめるつもりですが、まとめるときにちょっといい音で撮り直してまとめられたらなー……というのが理想ですね。

 もう一つ、朗読技術について。
 お聞きくださっている方はもうお分かりだと思いますが、私は声に関して全くのド素人です。普段あんまりはきはきとしゃべるほうでもないし、とてもよく噛みます。
 セルフリテイクしまくりで、小段落ひとつずつちまちま読んでは、ファイルを結合して大段落一つ分のデータを作っています。

 心の底から、朗読やナレーションをする人、声優さんなど、声のお仕事をされている方を尊敬します。
 もともとすごいとは思っていましたが、自分でやってみてほんとうにすごいんだなと。商業ベースに乗るレベルってどれだけだ、とめまいがします。

 録音環境と同様、こちらも向上していきたいと思っているので、日々練習を重ねています。ド定番だよね、ということで外郎売りを読んでみたり。
 書写山の社僧正が倒せなくて七転八倒しています。

 リップノイズが出にくい口の動かし方とか、探りながらやっていきますので、生ぬるく見守っていただけると幸いです。

ご支援を頂けましたら、よりいっそう頑張ります!