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研究者日記 Day23

4月に入って1週間以上経過しました。

日本の株価は上がっているようですが、私の生活は苦しいまま。どうしたもんでしょうか。とりあえず節約をしながら臨時収入(私の次の本が出たら買ってね!)が入ったら投資しかありません。

今月は…
 未だにビール0杯 
 不必要な外食0回 

ビールは、クラフトビールが好きなんですが、どうも高い。外食は、ラーメン、から揚げ、牛丼、時々ハンバーガーぐらいかな。あ、あとカレーは外せませんね。

特に続けるつもりはありませんが、ここに書いてしまえば、なんかやり通す必要が出てくる。今思いつきましたが、何か自分を変えたい!という方は、もしかしたらおススメかもしれません。


そういえば、皆さんは、「水中遺跡」と聞くと何を連想するのでしょうか?

これ、国によってだいぶ違うのかと思います。日本の場合…

はい、海底神殿かもしれないですね。これは非常に残念。最近は、だいぶ落ち着いてきていますが、ちょっと昔までは、必ずこれでした。

よなぐにの海底遺跡ポイントのためです。すばらしく珍しい貴重な海底地形があるのですが、それを海底神殿として取り上げたもんだから、まあ、大変。水中考古学者は変人扱い・非科学的・オカルト信者のイメージが出来上がってしまった。

今でも、水中遺跡に関する講演をすると、時折「よなぐにの遺跡は本物ですか?」とかいろいろ質問をしてくる人がいます。本当に迷惑です。ですが、それがきっかけで水中遺跡に興味を持ってくれた人がいるのも事実。

海外ではとうでしょう・・・
おそらくですが、沈没船のイメージが強いと思います。16世紀以降の大航海時代や海賊船などがメインでしょう。幽霊船のイメージですね。それと、地中海沿岸ではローマ時代のアンフォラを積んだ遺跡のイメージもあるようです。

そして、アメリカ…こちらも残念。
金銀財宝の引き揚げ、トレジャーハンター。でも、最近はどんどん変わってきています。2000年以降、財宝を目当てとした引き上げは少なくなってきました。実際のところ、(われらの敵)トレジャーハンターが破壊する遺跡って、そう多くありません。埋め立て工事や海洋開発で失われる遺跡の方が数百倍規模がでかいです。奴らは、多くても数十~百件単位ですが、例えば日本の周りでもすでに万単位で水中遺跡が開発や漁業により消滅していることでしょう。

本当のところ、水中遺跡の多くは、水没遺跡や港の痕跡などです。海底神殿
というものは、まあ、ないわけではないですが…水没した都市の一部に神殿があるというもの。エジプトやイタリアにありますね。

そう、日本も水中遺跡で一番多いのは、縄文時代の遺跡です。また、デンマークは、石器時代の遺跡が1万件弱、沈没船も大体同数あるようです。


私は、前々から水中遺跡の正しい知識が伝わっていないため、間違った・勝手に想像された水中遺跡のイメージが出回っていることが問題だと思っています。

特に、水中遺跡は、珍しい大型の遺跡、沈没船、引き上げが大変、お金が掛かる、などなど。その間違いを修正していきたいと思っています。この場で、間違いを指摘していこうかな~と思っています。

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