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週報 2024-01-20

トピック

スクラムやったことないけどアジャイルに対してどういう経験をしてきたのか振り返り

スクラムフレームワークで開発したことはがない。前々職のとき、個人的にはスクラムを使って開発したかったが、当時の周りの状況から導入は難しそうだと感じていた。スクラムはエンジニアだけで完結する話でもなければ、導入初期からうまく回ることはありえない。自分自身にスクラムの成功体験はないし、ましてや実践経験すらなかった。その状態で周りを啓蒙しきる自信は正直なく、部分的にスクラムを導入することも色々調べてみたところ、どうやらアンチパターンだと知り導入は断念。
そこで目を付けたのがカンプラン。いわゆるカンバンに対してバックログが付いているもの(という理解)。当時JIRAのカンバンボードは利用していたため、とっつきやすいのでないかと判断した。運用を説明するときもカンプランという言葉は使わずに、現状を把握しやすい、次に何をするのか把握しやすいことを特に推し、後からフロー効率の文脈を付与していった。結果としてプロダクトの成果やチームの満足度からするとうまくいったのではないかと思う。
そもそも自分がなぜスクラムを導入したかったのか理由は2つあり、一つはスクラムが世界的にデファクトスタンダードになりつつあったため。もう一つはフロー効率の低さに課題感を持っていたためだった。モノにもよるが当時の企画からリリースまでのリードタイムは2.5~3.0ヶ月ほどあった記憶。この数字は個人的には長いなと。その施策の成果を3ヶ月経たないと検証できないのは時代にあってないと。そんなことを事業モデルや組織の立ち位置から、フロー効率を上げることによって売上にどう関わるのか繋がりを説明していた。
ってな感じでなんやかんやありつつ、カンプランでアジャイルの精神を育てつつ、自分が辞めるまでアジャイルプラクティスを徐々に取り入れつつ、スクラムに移行しやすくなるように運用していた。この頃の自分の個人目標は「自分がいなくてもチームが回っていること」。かっこよく言えば自己組織化である。メンバーの一人ひとりにテコ入れして運用を回すというよりは、システムとして60点のデザインをしてあとは勝手に改善される状況を作りたかった。(それとエンジニアリングマネージャーとして引っ張るモチベーションがすでに低く、手離れしたかった…。)
そこから自己組織とは程遠い状況で転職し、その後はアジャイル開発は特に行わずに1年半ほど過ごし、現在はチームでスクラム周りで試行錯誤している。

気になる記事

未知なる可能性を秘めた昆虫脳のスペシャリスト!

記事ではないけど今週の「居間からサイエンス」。昆虫の脳の話。昆虫の中には、人間では知覚できない情報を処理して適応することができる。その昆虫の脳を調べて、解明することは昆虫の環世界を体験するようなことに思えた。
画像処理精度が発達したことによってAIが急激に発達したことを、AIが眼を手に入れたという「カンブリア爆発」に例えられる。同じように、蛾はにおいの感度がとても優れているとあったが、その脳の状態をインプットとして、AIが鼻・嗅覚を手に入れることでさらなる進化ができるのではないかと期待。
ちなみに生物は、視覚の前に触覚や嗅覚が発達していたとのこと。

読んだ本

大規模スクラム Large-Scale Scrum(LeSS)

第一章と第二章の導入の部分。読む前はLeSSのことはあまり知らず、アジャイルにおけるフレームワークの一つくらいに思っていたが、「大規模スクラム」という名前だけあって、大規模に適応できるが基本的にはスクラムとのことであった。

Large-Scale Scrum (LeSS)は、新しいスクラムでも、スクラムの改良版でもありません。ましてや、"おのおののチームがスクラムで、その上に別のレイヤーを載せたものでもありません"。

大規模スクラム Large-Scale Scrum(LeSS) P. 4

そのため、最低限のフレームワークは定義されつつも、実際に運用するためには経験主義に則ってチームで適応する必要がある。あくまでスクラムであることから、アジャイルソフトウェア開発宣言はもちろんスクラムガイドをしっかりと頭に入れておくべきだと感じた。
(書籍自体は開発系の翻訳本にありがちな言い回しやノリで、内容はともかく読みやすいとは言えないかもしれない。)

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