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週報 2023-06-04

トピック

物流「2024年問題」

物流業界に2024年問題というものがあるらしい。2024年4月からトラック運転手の年間時間外労働時間の上限が960時間に制限される。それによって物流の輸送能力が14%不足するとのこと。

そもそも960時間でも個人的な感覚としてはかなりの労働時間である。WBSで放送されていたように即日配達を指定せずに、余裕を持って配達してもらうというオプションを受け取り側に提示してもらうこともたしかにある。しかし、それによってピークを作らずにある程度の分散ができたとしても、根本的に配達にかかる労力を削減されなければ年間時間外労働は削減できないはず。

単純に分けると、「配送量」と「1つあたりの配送にかかる時間」のそれぞれを削減する必要がある。思いつきレベルだと以下の対策。
「配送量」についてはパッケージ化。個別の配送ではなく、まとめて配送するインセンティブを受け取り側に設ける。
「1つあたりの配送にかかる時間」についてはロジスティックの効率化と、再配達率の減少。配達時間は柔軟に合わせられるに越したことはないが、渡す側の都合と渡される側の都合がマッチングする必要が出てしまう。これを解決するために渡す側の都合だけで配達できるように、配達物をプールできるような配達ボックスであったり、受け取る側が自由に受け取りに行ける場所を設けたりすることがありそう。

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AIによってデバイスが消えるというHumaneの方向性は気になる。

読んだ本

Who Gets What(フー・ゲッツ・ホワット) ―マッチメイキングとマーケットデザインの新しい経済学

お互いがお互いを選ぶ状況の中で、どうすれば最適で効率的な組み合わせが実現できるのかという話。これは従来の経済学の理論のように価格が調整されることで、需要と供給のバランスが取れるという話とも異なる。

例えばマッチングアプリにおいて、需要が多い会員に対してはより多くのお金を払える会員だけがマッチングできるように、需給が調整されているわけではない。もちろんマッチングアプリ全体でお金による棲み分けや、追加料金で抜け駆けする機能がないわけではないが、基本的にはお金だけでマッチングが成立するわけではない。選ぶだけでなく、選ばれる必要がある。

本書はマッチングを科学するマーケットデザインについて、あらゆる例を用いながら説明している。全体的に興味深い内容ではあるが、全て文章で説明されていることで少しわかりづらい側面もある。図を書いてみると理解が捗った。マーケットデザインの下地がゲーム理論にあると言っていいのかわからないが、領域としては近いはずなので、そのあたりの学問と一緒に図表や数式を交えて今後学習してみたい内容であった。

統計学

データサイエンティスト検定

データサイエンティスト検定とやらを受けることにした。内容はそこまで未知な範囲はなさそうだが、機械学習周りはそこそこ勉強が必要そうな印象。

英語

Speak

決まった時間にやらないと忘れるし、決まった時間にやれないことがある。結果途絶える…。

Speak 1日連続

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