すみません！「日刊7秒しかけ」なのですが

毎週金曜日は「7秒しかけ」ではなく、フツーの会社の「すごいしかけ」を紹介します。

フツーの会社の「すごいしかけ」とは、GoogleやAmazon等の一流企業が実践しているしかけではなく、隣の優良な中小ベンチャー企業にしかけ研究家白潟がインタビューさせてもらい発見したしかけです。

第15弾の「すごいしかけ」は「本から学ぶ習慣トレーニング」です。

「社会人として、もっと学んでほしい」
「学習するといってもYouTubeやネットばかりではなく本も読んでほしい」

これは部下を持つ世の上司の切なる願いだと思います。

そんなお悩みを抱えている方に一度は読んでみてもらいたいのが今日のしかけです。

１　本から学ぶ習慣トレーニングの内容

①　月2回社員に課題図書を出す
上司は、メンバーの成長してほしい/気づいて欲しいテーマに合わせた本を課題図書に指定します。
（本人から希望があればそれを選書してもよし）

頻度によっては選書にかかる工数もばかになりませんが、会社として元々職種や階層別に推薦図書を用意しておきます。

今回のしかけを実践されているリンクエッジさんのご厚意でそのリストを公開させていただけることになりました。

②　読んだ本の感想文を書いてもらう
本は読んで終わりでは意味がありません。

読んで自分が何を学んだのかアウトプットすることで学習効果を高めることができます。

なので、必ず読んだ本から学んだことを読書感想文にまとめ提出してもらいます。

③　感想文を通じて、コメント/フィードバックする
上司はその提出された感想文にコメントをつけ、必要があれば本人とコミュニケーションを取ります。川合社長も感想文を読んでいます。

異なる意見をぶつけ合わせてもいいですし、別の論点を提示してもいいでしょう。

２　このしかけのすごいところ

①　社員の負担を上手に軽減している
このしかけは一見、社員の負担が大きいように見えてその負担を軽減するよう工夫されています。

一つ目は自由参加であること
本人が希望しなければこの制度に参加する必要はありません。

学びとは本質的に本人の意思がなければ効果がありませんし、そのつもりがないメンバーに強制させても上司の負担が増えるだけです。

二つ目は書籍購入補助制度です
月2回ともなると本を購入する費用が負担に感じるメンバーもいるかもしれません。

なので福利厚生として書籍購入補助制度を導入しています。このしかけを導入するのであれば、書籍購入補助制度も検討してもいいかもしれませんね。

②　気づいたら本を読む習慣がつく
実はこれがこのしかけで一番秀逸なポイントかもしれません。
本から学びを得ることは社会人として成長するために最重要級のスキルです。

しかし、それには”どれだけ本を読みなれているのか”が大事なんです。
残念ながら社会人になるまでに本を読んでこなかった人は苦戦してしまうでしょう。

ですが、このしかけはそんな人にも半ば強制的に本を読む習慣を身につけさせられるのです。

３　自社に導入する際の工夫・注意点

①　本を読むだけで成長できるかには個人差がある
さきほども述べましたが本からどれだけ学べるかには本人のモチベーションや素養など個人差が大きいです。

このしかけを実践したからといって期待しただけメンバーが学び取ってくれるとは思わない方がいいでしょう。

まずは本を定期的に読むトレーニングだと思って導入されるのをおすすめします。

②　選書や感想文へのフィードバックには上司の力量と教養が必要となる
学びたいテーマにあった選書をするには当たり前ですが上司側がそのテーマについて教養を持ち、それなりに読書量をこなしていないといけません。

同じくフィードバックについても上司の力量が必要とされるだけではなくそれを受け取ったメンバーにも明確になってしまうので、フィードバックするかどうかは様子を見て決められてもいいのではないでしょうか。

４　すごいしかけの会社はコチラ！

すごいしかけ「本から学ぶ習慣トレーニング」を実践されている会社は、本社が東京都渋谷区にある「インターネットで　商いつくる　商いつなぐ　商いひろげる」をビジョンに掲げている株式会社リンクエッジです！

頭脳明晰な川合社長が経営されておられる会社です。
現在、下記の事業を展開されています。

今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。

「本から学ぶ習慣トレーニング」のすごいしかけを気に入ってもらえたら、
「日刊7秒しかけマガジン」のフォロー頂けると嬉しいです！

それでは、また来週！