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【火曜日のしかけ#15】ランチは13時から

火曜日は仕事力大全の応用に関する「7秒しかけ」を紹介していきます。

今回紹介する7秒しかけは「ランチは13時から」です。

『白潟さん、ランチは12時からじゃないの?』
はい、普通は12時からです。

ですが、1時間ランチの時間をずらすだけで生産性が上がるんです!

突拍子もないことのように感じるかもしれませんが、詳しくメカニズムをご紹介していきますね。

既に13時からランチをとってる方はここまで読んでもらいありがとうございます。


0 7秒しかけとは(1度読んだ方は読み飛ばしてください)

7秒しかけ」とはしかけ研究家白潟敏朗と白潟総研のコンサルティング経験・ノウハウをベースに、次に示す習慣化の4つの技術を活用し開発したしかけです。

① 小さな行動から始める
~ 小さすぎてばかばかしいと思う行動が習慣になる(小さな習慣) ~

小さい行動はすぐに生活に取り入れることができ、やがて自然と大きく成長していきます。小さいことから始めれば、時間的な負担を気にせず大きな変化への第1歩を踏み出すことができます。

『習慣超大全/BJ・フォッグ (ダイヤモンド社)』

② If thenプランニング(もしXだったらYをする)
~ 「◯◯した時に□□する」で実行率アップ ~ 

簡単にいうと「もし○○だったら△△する」と決めておくだけです。
人間の脳は『XならY』という文章を記憶しやすく、無意識にそれに従って行動できるようになるようです。発動タイミングを決めてしまう、これが習慣化のポイントです。

『やり抜く人の9つの習慣/H・ハルバーソン著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』

【If-Thenプランニングの例】
・ 帰りに電車にのったら、明日見る動画の1行ゴールを書く
・ 行きの電車にのったら、ロジカルシンキング動画を1本見る
・ お風呂に入る前に、腕立て5回する
・ 先輩・上司に声をかけられたら、メモ帳を出す
できたら、自分を褒めましょう「よくできた!」

③ 20秒ルール
~ 始めるまでにかかる時間を20秒短くする ~
何かを始めるまでの手間を20秒短縮すると、20秒分の手間のかからなさが、頭によぎる「面倒くさい」を遠ざけ、「気がついたらやっていた」という達成感につながります。

20秒以内にすぐにやれるように準備することが大事!
④ マジックナンバー4
~ 週4回以上の実践で習慣化しやすい ~
習慣化の4つの技術に加え、最近流行りの行動経済学も活用しています。

特にナッジ理論「行動科学に基づいた小さなきっかけで人々の意思決定に影響を与え、行動変容を促す手法・戦略」を活かすことで、より簡単に実行できる工夫をしたしかけです。
具体的には1秒から7秒で実行でき小さな成功により少しだけ自信がつき、気がつけば習慣になっている、そのような効果のあるしかけです。7秒以内で実行できるので「7秒しかけ」と呼んでいます。

1 「ランチは13時から」とは

早速ですが、この画像を見てください。

時間帯と能率に関するグラフです。

6時頃から10時までが生産性が最も高まっていきます。
10時から生産性が低くなり14時で最も低くなり、また上昇していきます。

そして、20時で生産性のピークを迎えます。

ランチを12時~13時にとると、13時~14時の生産性が低くなります

それでなくても、ランチをとると消化管に血流がたくさん流れて、
脳の血流が減り失神したのと同じような状態になって眠くなります。

そこで、皆さんに紹介したいしかけが「ランチは13時から」なんです。

ランチの時間を自由に選べる会社の方は、ぜひ一度実施してみて午後からの生産性の違いを実感してください。

就業規則で12時から13時が休憩時間と決まっている会社は実施できないしかけになってしまいます、すみません。


ランチを13時から14時にとると14時以降は生産性が高まります

ランチ後に時間的余裕があれば、お昼休みに10分~20分(個人差があります)の昼寝をすると午後からの生産性が更に高まるのでおススメです。

パワーナップ(短時間で効率的に疲労を回復させる昼寝)を取り入れると、主に5つの効果が期待できるそうです。

① 仕事の能率が上がる。
② 脳のクリエイティビティが上がる。
③ 前日の疲れが解消される。
④ ストレスが減る。
⑤ 健康になる。

スターバックスコーヒージャパン健康保険組合

ちなみに、時間帯と能率の関係の覚え方は

「10(じゅっ)好調、2時(14時)でおやすみ、ハ(8)ッピーエンド」

気にいってもらえたら、何回か口ずさんでもらえると覚えられます。

次の画像に示しましたが

10時までは生産性が極めて高いので、次のような仕事をすると効果的だと思います。

・ 考える仕事
・ 創造的な仕事
・ 重要なチャット/メール対応

14時~15時かくらいは、生産性が低いので
雑用や事務的なチャット/メール対応がおススメです。

20時以降は残業せず、その仕事を翌日の朝早くに実施するのもありだと思います。

ここまで時間帯と能率の関係について紹介してきましたが、留意点があります。

生産性は個人のサーカディアンリズム(人それぞれの生物学的時計)だけでなく、環境、仕事の性質、健康状態など多くの要因に依存しますので、自分の生物学的時計に合わせて仕事スケジュールを調整してください。

2  アンカー(「ランチは13時から」を思い出させるきっかけ)

ランチは13時から」今すぐ準備をすれば実践できるでしょう。

3 今すぐ準備しましょう

ランチは13時から」を実践するには次の準備が必要です。
今すぐ準備しましょう!

① 朝、出勤した時にスマホのタイマーを13時にセットしましょう

② 週4回以上の実践状況のチェックシート作成
前述したマジックナンバー4(週4回以上の実践で習慣化しやすい)を実践する準備です。準備の例を次に示します。

・ 「「ランチは13時から」と4枚のふせんに書く
(実践したらふせんをすてる!)

・ 1枚のふせんに「ランチは13時から」と4回のチェック欄を書く
(実践したらレチェックをいれる、4回チェックしたらすてる!)

③ ②のチェックシートを手帳に貼る、またはパソコンに貼る

4 いつ実践しますか?

ランチは13時から」いつ実践しますか?
実践したいと思った方は今ここで実践時期を決めましょう!

・ 今日
・ 明日
・ 明後日
・ 来週の月曜日

決めた実践時期を手帳やカレンダーに書き込みましょう。
ランチは13時から」実践と記入した付箋を手帳や
パソコンに貼ってもいいです。  

ランチは13時から」の紹介は以上でおひらきです。
皆さんの午後からの生産性が向上することを心から願っております。

実践したらX(Twitter)への投稿、またはNoteへコメントしてもらえたら嬉しいです!

今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。

ランチは13時から」の7秒しかけを気に入ってもらえたら、
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それでは、また明日!

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