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【金曜日のしかけ#16】社長とエースの接点

すみません!「日刊7秒しかけ」なのですが

毎週金曜日は「7秒しかけ」ではなく、フツーの会社の「すごいしかけ」を紹介します。

フツーの会社の「すごいしかけ」とは、GoogleやAmazon等の一流企業が実践しているしかけではなく、隣の優良な中小ベンチャー企業にしかけ研究家白潟がインタビューさせてもらい発見したしかけです。

この記事ではネームバリューや業界特性ではなくしかけ社長の工夫をニュートラルに読んでいただきたいので会社名は最後に紹介します。

ただ、気になるかと思いますので、社長の名前だけは先に公開したいと思います。

第16弾の「すごいしかけ」は𠮷末社長の「社長とエースの接点」です。

若手エースの育成は会社の将来においての重要テーマです。

しかし一定の規模を超えた組織において、管理職を飛び越して社長が若手と接点を持つにはリスクがあります。

そのリスクを「マーケティングの全社会議」という場を上手く利用し乗り越えているのが本日紹介するしかけです。

その会社では全社のマーケティング会議のことを「マーケティング横会議」と呼んでいますが、今回はその背景の狙いと秀逸な設計をご紹介したいと思います。

1 社長とエースの接点の内容

①  マーケティング横会議
マーケティング横会議とは、全事業で全社のマーケティングを考える横軸会議のことです。

社長が、若手幹部と全事業部のマーケティング担当を集めて開催します。
全部で14人〜15人が参加し、20代の若手エースが半分くらいを占めます。

内容はマーケティングの中でも商品開発に重きを置いてます。

事業部別にマーケティングを行っているとそれぞれのサービスを伸ばすことにばかり目が向き、新規商品を開発するという経営の重要な役割が誰もボールを持たず宙に浮いてしまうからです。

②  会議といいつつ勉強会を兼ねる
全社のマーケティングをする会議と銘を打っていますが、実は若手エースに𠮷末社長が商品開発を教える勉強会を兼ねています

「常に市場を見て競合の動向を踏まえ自分たちのポジションを確立する。」

これは創業社長としては当たり前に考えるようなことですが、組織の構成員ともなると優秀でもなかなかできません。

その役割を担ってもらうため、𠮷末社長直々に若手エースに対して学びを与え主体性を持ってもらう場を兼ねています。

2 このしかけのすごいところ

①  実は幹部候補育成の場になっている
マーケティング横会議は一見、実業を回すための会議体に思えます。

しかし実態は吉末社長直々に各事業部のエースを集め、経営視点を指導伝承する場にもなっているのです。

一般的に4階層以上が存在する大きな組織において、次世代の幹部候補を育成するのは現幹部の役割です。

そこにトップが口を出すことは現幹部を中抜きしてしまうリスクがあります。

ですが、一方で創業社長が直接指導できるのはスキルや視点の伝承において大きなメリットがあるため悩ましいテーマです。

②  中抜き防止策
社長の若手育成にはリスクがありますが、このしかけではその対策がなされています。

マーケティング横会議には若手幹部も同席しているため、社長が直接若手を指導しても中抜きにならず、むしろ若手幹部への指導も兼ねられるのです。

③  ベテラン幹部の心意気
実はマーケティング横会議にはベテラン(50代以上)の経営幹部は参加していません。

ベテランの経営幹部陣は社長と一緒に引退すると表明しているからです。

50代であればまだまだ第一線で活躍したい!と思うものですが、すでに世代交代の必要性を理解してくれているということです。

これは、経営幹部が会社のことを心の底から考えてくれているからですし、そんな経営チームを作った𠮷末社長の手腕・人徳によるものでしょう。

3 自社に導入する際の工夫・注意点

①  組織が小さすぎると効果が薄い
このしかけは200名強の社員数で複数事業を抱える会社で開発されました。

「階層が多い」「事業部が複数ある」からこそ社長と各事業部の若手エースとの接点は難しくなります。

逆に言えば小さな組織では距離が近いため、いろいろなやり方で社長が若手と接点を持てるでしょう。

②  会議体のテーマはマーケティングじゃなくてもいい
この会社では、会社の成長や幹部として身に着けてほしい重要テーマがマーケティングだったためマーケティング横会議を次世代幹部育成の場としました。

自社でこのしかけを導入する場合は、その時の経営課題に直結するテーマで開催するのがおすすめです。

4 すごいしかけの会社はコチラ!

すごいしかけ「社長とエースの接点」を実践されている会社は、本社が大阪市中央区にある『「人と人」「人と事業」とをつなぐ仕組みを生み出し、新たなスタンダードを社会に還元する。』を経営理念に掲げている株式会社 トータルマリアージュサポートです!

志士仁人な𠮷末社長が経営されておられる会社です。

現在、下記の事業を展開されています。

○婚活イベント事業
・フィオーレパーティー

全国主要都市にて年間3,000回以上の婚活イベントを開催。タブレットを活用した婚活イベントでは業界初の2回マッチングを採用しています。

スマイルステージ
『地元での出会い』をテーマにして全国の郊外を中心に年間1,500回以上の婚活イベントを開催。無料のアフターアプローチなどサポートが充実しています。

・フーフーパーティー
関西に特化した少人数制・半個室型の婚活イベントを毎週開催しています。20代から50代までの各年代別イベントなど様々な企画を実施しています。

・エクシオ
創業20年、全国1000万人以上の方にご参加いただきました業界大手の婚活イベントブランドです。更なるサービス向上を目指して2022年9月からTMSグループに加わりました。

・ミーティングテラス
40歳以上の独身の方を対象に、イベント・交流会・セミナーを通じて「実際に集まる出会いの場」を提供しています。

○直営結婚相談事業
・結婚相談所 フィオーレ
当社の創業事業であるフィオーレは、全国に16店を展開する大型結婚相談所です。「日本で一番成婚率の高い結婚相談所」を目指し、成婚にこだわったサービスを提供しています。

・結婚相談所 TMSパートナー
TMSパートナーは、TMSグループがこれまで培ってきた成婚メソッドと、TMS加盟店のきめ細やかなサービスを強みとして、TMS加盟店内のプロフェッショナルメンバーがサービスを提供しています。

・結婚相談所 茜会 (西日本)
シニア向け結婚相談所として創業60年を超える茜会の、西日本エリアを運営しています。

・結婚相談所 フーフークラブ
小規模の直営結婚相談所として関西圏で展開しています。小規模の強みであるお客様と近い距離間で、きめ細かなサービスを提供しています。

○婚活プラットフォーム事業
・全国結婚相談事業者連盟
創業35年を超える、結婚相談所の連盟を運営しています。全国1900店舗の結婚相談所が加盟しており、運営に必要なノウハウやシステムなどを提供しています。

・スクラム
全国の結婚相談所を繋ぐ、プラットフォームサービスを提供しています。全国1,900店舗以上の結婚相談所がデータ連携しており、64,000名以上の会員が登録されています。

・良縁ネット
全国約560店舗の結婚相談所と連携して結婚を希望する会員に良縁を提供しています。日本で初めて「仲人を繋ぐネットワークシステム」を開発し、約30,000名の会員が登録されています。

ブライダル・ライフサポート事業
・ブライフ
結婚準備から新生活までの様々な特典サービスを提供。TMSグループの婚活サービスでご婚約された方だけでなく、企業の福利厚生としても提供しています。

・ラアーペ
ブライダルジュエリーに特化した、セミオーダージュエリーをご提供しています。高品質でお客様お一人お一人に合わせたジュエリーです。

今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。

社長とエースの接点」のすごいしかけを気に入ってもらえたら、
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それでは、また来週!


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