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もっと楽しく生きたいわたしが入院してみたら

こんにちは。看護師の白川悦子です。

ネガティブな不幸体質から、うっかり幸せになってしまったのが約4年前。(その話はまた今度)
もっと楽しく生きたい!と思うあまりに看護師を辞めようかと逡巡する日々。

今のところ答えは出ないけれど、いつもはしないことをしてみる、やったことがないことをやってみるの強化月間中です。

体験する事は失敗も込みで、全部実験だし全部経験。

今回入院の機会があったので色々感じたことを書いておきます。
この入院を決めたのも、実験のひとつだから。

入院して手術を受ける

更年期のお年頃なので婦人科のお世話になっています。
数年前からエコー検査で子宮の中に大きなポリープがあるのを指摘されて、取るように勧められていました。
ポリープがあるからといって不都合があるわけでもないのだけれど、大きく育つと癌化することもあるらしく、診察のたびに切除を勧められるので思い切って手術を受けることに決めたのです。

これも経験!と同意書にサインをして、職場には有休申請をしました。
全身麻酔も初体験。
実験のひとつと思ったらわくわく楽しむ気持ちになりました。

入院してみたらホテルのような素敵仕様の個室でめちゃくちゃ快適。

病室は快適

廊下もホテルの様

ホテルの廊下みたい

仕事を休んでゆっくりしたい〜って思っていたら早速叶ってしまった。

簡単な手術とは分かっていても、医療ミスとか現場にいるからこそ知っていることもあるわけで、怖いと感じる気持ちもありました。
ポリープ切除ごときでこんな気持ちになるのなら、予後が悪い病気や大手術の患者さんはどんな気持ちだろうかと、
看護師のわたしが淡々とこなす仕事を振り返ってみたりもします。

出産以外で入院するのは初めてのことだから、看病される側も初めてのこと。
看護師さんを観察するのも初めてのこと。

刺されるのは痛いね

単刀直入に言って、看護師って尊い仕事だと改めて感じました。

自分が辛い時、動けない時に手を貸してくれる人には全幅の信頼しちゃう。うん。
だってパンツを脱がされたり履かせてもらったりすることなんて、本気で信頼関係を確認した人以外には絶対にないもの!


2日間の入院だったけれど、勤務帯の変更のたびに担当ナースが変わるから数人のお世話になりまして。
来てくれるナースがお茶目さんだったりベテランさんだったり毎回楽しみで、美しいナースが来たりすると更に嬉しい。
これはおじさん達にはたまらないよなぁと深く理解しました。

あぁ、なんて素敵な仕事なんだ♡って感じちゃった。

わたしの仕事は透析看護。
患者さんとは命が終わる時までの長いお付き合いがほとんどです。
それゆえの馴れ合いで負の感情をぶつけられる事も多いけれど、看護師を辞める選択の前に働く科の変更もアリかなぁ…と今更ながらにつぶやいておきます。

病院受診の時は看護師なのを伏せるのだけど(やりにくいだろうと思うし、わからないことも多いからちゃんと説明して欲しい)
今回は何故かバレていて。
麻酔科の先生に「はい、砕石位にしますよ〜」と敢えて医療用語を言われたり
「これから〇〇が入りますよ〜」と薬品名で説明された。
それわかんないよ!って突っ込みたかったけど意識が薄れ、気付いたら終わっていました。

全身麻酔の手術予定のある人へ、
本当に爆睡してるだけで終わるから怖く無いからねーー!

そして今回取った肉の塊たちが悪性でないかどうかはこれからわかること。
悪性でないとしても命の終わりがいつ来るかなんて誰にもわからないこと。

看護師を辞めたいのか辞めたくないのか、自分が入院してみてまた違った気持ちも生まれたけれど、
とにかくなんでもやってみよう!
疲れすぎない働き方を選ぶぞ!
楽しんで生きるよ!
と強く強く思っています。

心配してくださった方々、もう元気なので大丈夫ですとここで報告させていただきます。





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