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紙の灰皿/Bagus!

『紙の灰皿』

 初めてのシガーキッス それはショートピース 
 香りはまるでバニラビーンズ ライターはミニのBIC

 火をつけてくれたあなた 吸い口には赤い口紅がさあ 付いていたなあ
 
 あなたはとても美味しそうに 吸っていたけど私は正直 
 あまり美味しいとは思えなかった

 だけどそれを言うとあなたとの 
 距離が遠くなるからちょっと 背伸びして短くなるまで吸った

まるで紙の灰皿のような脆い恋だったと 
今ならわかるし 色んな恋もしてきたけど

私の心の壁には 初めての淡い香りが 
いまだに残って あなたを思い出させる

 くゆらす煙の中 あなたの心まさか (部屋の隅々) 
 隠れていないか 目を凝らして(まで探しても)

 当てもなく手を伸ばし だけど虚しく宙に輪を描き(あなたの気持ちは)   
 煙と一緒にあなたは消えてしまった(まだ見つからない)

(瞼の裏側に)
まるで紙の灰皿のような脆い恋だったと(今もあなたが) 
今ならわかるし 色んな恋もしてきたけど(微笑んでいるの)

私の心の壁には 初めての淡い香りが(記憶は無邪気に) 
いまだに残って あなたを思い出させる(踊ってる 明日も)

(笑顔で都合よく私にだけ寄り添う)

◆制作:Bagus!
 作詞作曲:白川大晃



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