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ホテル絵日記/Anantara Chiang Mai Resort

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旧The Chedi Chiang Maiです。というかChediブランドのホテルとしてKerry Hillがデザインしたものです。今更Anantaraとか言われてもねえ。タイの大衆リゾートってイメージだし。
ワタシが行ったのはChediの頃で、オペレーションが代わって今どうなっているのか知りません。
お客は選べないっていうけど、C国人がジドリ棒持って、大声張り上げて練り歩く感じは既にありました。

とは言えワタシはC国人を差別するキモチはアオザイオジョーの皮下脂肪ほども持っていません。ニッポン人の団体旅行も同じようなもんだったし。
パリの有名ブランド店に観光バスで乗り付けて、高級バッグを鷲づかみにして買い漁るニッポン人。あるいは東南アジアで夜毎マイクロバスに定員の半分だけ乗って歓楽街に押しかけ、帰りは満員でホテルに帰るニッポン人。当時、小中学生ながら民族としての恥を感じずにいられませんでした。
今もヒトによっては同じ。結局は民族の問題じゃなく、個人の品性の問題だってことです。

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話が逸れました。このホテルはチェンマイ市内を南北に流れるピン川に面して建っています。リバービューです。
城壁で囲まれた旧市街からは東に1キロくらい。リゾートとしては程々の位置関係です。
敷地内に昔イギリス領事館として使われていた建物が残っていてレストランにして使われています。

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それと調和しつつ対比するようにホテルの建物には赤っぽい木が貼られ、全体的にキリっとスキっと仕上がっています。
ホテルのプランはKerry Hill的秩序の下で構成されています。
廊下を進んでいくと、この世に直角しか存在しなくても何も困らない、みたいなキモチになります。

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せいぜい3,4階の建物なので客室もかなり特徴的です。
廊下側に2m×2.7mの吹き抜けを作り、そこに面して玄関とバスルームを置くことで部屋の奥にも自然光が入ります。
玄関まわりの吹き抜けにはルーバーを配し、上の階から下の部屋のバスルームが絶対見えないようになっています。こういうのは大事です。すぐクレームになる。

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部屋のプランもカチッとして一寸の隙もない感じ。壁際の一列のワードローブとテレビの棚とソファの並び。実にウツクシイ!!
バスルームは折れ戸で全開するスタイル。愛があればこんなもんでしょう。因みにバスタブはカラダを洗うためではなく、お湯に浸かるためにあります。ハッキリ言えば二人で、、
壁の一部には真っ赤っかなタイルが貼られ、いやがうえにもキブンを盛り立てます。

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部屋にはベッドのほかにカウチとかソファとか、テラスにまで大きなカウチとか、至る所で寝っ転がれるようになっています。
リゾートに行ったら、朝ごはん食べて、ヨガ教室に参加して、昼は近所の農村巡りして民家で素朴なご飯食べて、午後はツアーのボート漕ぎに行って、夕方はクッキングクラスで料理作って、食べて、部屋に帰って寝る、みたいな過ごし方をする人にはもったいないホテルです。
とは言えワタシもせいぜい2泊3日です。何もしないでいられるのは。

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