見出し画像

道端画家デビューまでの道のり/4枚目は白ザイのTrangちゃん


今回は早くも真打ち登場かと思わせるアオザイ姿のTrangちゃんです。Trangもチャンなのでチャンちゃん。
最早タイトルを「ベトナム美少女図鑑」か何かに変えたほうがいいんじゃないかというくらいノッてまいりました。ハッキリ言って可愛過ぎる。
 
4枚目ともなると段々コツがわかってきました。
例えば鼻の下を長く描かないこと。小指の太さ1本分くらい。ワタシなんか人差し指+中指の2本分くらいあるけど。服の皴々は見せ場と言っていいでしょう。
 
アオザイは言うまでもなくベトナムの伝統的民族衣装ですが、襟や丈や色や柄など様々で特に決まったものがあるワケではありません。傾向として歳をとると派手になります。
この白アオザイは以前は女子高生の制服でしたが、校門の前で待ち構えて写真を撮る観光客が増えたため廃止になりました。いまはシャカイ主義的な制服を着ています。
最近また民族ブンカ見直しの流れの中で、始業式や終業式ではコレを着るようです。
 
大学生の卒業アルバムは白アオザイに黒ズボンを穿いて撮ります。オペラハウスなどの名所にみんな集まって撮っていますが、かったるくてやってらんねー、みたいな感じです。4年であんなに変わるのね。
Trang/チャンちゃんは上下白アオザイですがJKには見えません。
 
よくアオザイを世界で一番美しい民族衣装だという人がいますが、ブンカに優劣はつけられないので一番とか二番とか言ってもしょうがない。
とは言え風になびく姿が金魚鉢の中のグッピーのように美しいのは否定しがたい事実です。
 
こっちの平常時一般人アオザイ率はニッポンのキモノ率と同じくらいです。国営航空会社のCAはアオザイです。地上スタッフのは上着が青の青ザイです。
ベトナムの家庭ではムスメが太り出すと母親が、アオザイが着れなくなるわよ、みたいに言っていたようですがそれは昔の話です。食糧事情が変わり今はアキラカに肥満が増えています。
 
当店のスタッフはみんなまだイケます。何年か前のワタシの誕生日に全員がアオザイを着てきたことがありました。有難くて感涙にむせびました。
今年の誕生日はオール花柄ワンピでした。オフィスが花畑のようになり、思わず臨死体験で体外離脱しているのかと錯覚しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?