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浦島次郎日記/2023年夏編の2


T歌劇場の人々

7月25日 火曜日
 
6時起き、若干シゴトなどしていたら散歩に行くタイミングを逸した。
朝メシは沖縄そば。ワケあって10時過ぎに歩いてT歌劇場。演目は昭和初期のオペレッタ映画をミュージカル化したものと、Mirageって蜃気楼だったっけか、をテーマにしたレヴュー。レヴューはreviewではなくrevueですね。
毎度のことながらこのrevueの中で唐突に出演者が一列に並んで足をアタマより高く上げながら客席に向かって進んでくる場面に麺食らう。カノジョ達の日々の訓練を思うと感極まるモノがある。歌同様踊りも、ニンゲンの本質的な自己表現に違いない。
 

昼はオムライス

14時過ぎ、遅い昼メシは滅多に食べないオムライス。子どもの頃、家でケチャップ炒飯が中に詰まったモノをよく食べたが、それがオムライスだということを知ったのはずっと後になってからだった。
今日のはバター系の鶏肉入り炒飯。たまに食べたからおいしゅうございました。
 
暑さの中、よろよろしながら家まで歩く。途中、道端で座り込む人など。
気温はハノイより低いのにこっちのほうが暑く感じるのは背の高い広葉樹が少ないから。広葉樹は日陰を作るだけでなく蒸散作用で葉の裏側から水蒸気のシャワーを撒き散らしている。ハノイでは3階くらいのカフェのテラスに座ると、樹冠からその水蒸気が飛び散るのが見える。
 
若干寝て起きたらまたベトナムから新しいシゴトの電話。一体全体どうしたもんかと。
19時、家で晩メシ。基本的に夜は家で食べるのはハノイと同じ。
22時からのヒューマニエンスは乳の話。オトコからも乳が出る可能性など。母乳ではなく父乳、フニュウか。プニュウのほうがいいか。
 
 
7月26日 水曜日
 

珍しさに思わず写真を撮る
車内で食べた中之島ビーフカツサンド

今回のメーンイベント、1泊2日で6年振りの東京行き。事務的な目的は銀行での諸々手続きだが、ワタシ的には見たい展覧会が2つあった。
9時に家を出て10時の新幹線で新大阪から東京へ。ベトナム国鉄と比べたらウサギと亀どころじゃない速さ。
12時過ぎ東京着、やや早かったが水道橋の「庭のホテル」へ。有難いことにチェックインできた。ホテルに関しては別途書きます。
 

展覧会は激混み

14時に予約してあったマチス展を見るためJRで上野へ。
ワタシは大学時代の師匠から、好きな役者、映画、画家など、お客との会話で聞かれたらすぐに答えられるようにしておけと教えられて、役者はメリルストリーブ、映画はOut of Africa/愛と哀しみの果て、画家はマチスと答えるようにしていたのでこれは見に行かなきゃ。まあ実際 そこまで高尚なお客は滅多にいない。
色彩の画家みたいに言われるけど鉛筆書きの素描に惹かれた。
 
ホテルに戻り若干寝てから夕方 神楽坂の寿司屋へ。エラい混雑で狼狽えた。
会合は大学の同窓会的なモノ。7人集まった。みんな年金をもらう年頃。ネット右翼になったようなのはいなくて和やかに懇談。22時過ぎにお開きで飯田橋駅で別れたがワタシだけ反対方向の電車に乗ってしまうという失態。すぐに気づき無事ホテルに戻る。
 
 
7月27日 木曜日
 

ガウディ展は竹橋の近代美術館
精緻な石膏模型

早起きして部屋を測る。狭いのですぐに終わるがいろいろ工夫されているのでスケッチ。
9時半にチェックアウトして歩いて近代美術館のガウディ展へ。ほとんど知ってる内容とは言え実物の石膏模型などに感極まる。歩けるうちにバルセロナに行かなきゃ。
11時終了、地下鉄でホテルに戻りホテルで超贅沢ランチ。なんとかなるべ。
 

「庭のホテル」の庭を見ながらランチ


13時 JRで横浜。銀行の諸々手続き。1時間近く待たされ予定の6割方完了。残りはニッポンの前世紀的なシステムの壁に阻まれた。
敗北感を抱きしめて新横浜へ。焼売弁当など買い16時半の新幹線で新大阪。カイシャ員の皆さんに囲まれてビール飲み、食べた。
JRの遅延で新大阪から大阪まで30分。20時 家。軽く飲んで寝る。
休みも7割方終わった。明日、明後日は予備日。
 

お八つは焼売弁当


つづく

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