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ホテル絵日記/Loisir Hotel Shinagawa Seaside


今回のニッポン東京旅行で泊まったホテルです。この一番安いダブルルームで100ドルくらい、東京的にはそんなもんでしょうか。駅に直結というロケーションを考えれば安いほうかもしれません。
狭さを実感するために測りました。窓の外には運河と清掃工場とコンテナ積み下ろしのクレーンと高速道路。
 
工夫されているところと言えばFixガラスの窓に外気採り入れ口が付いていてレバーの操作で換気ができることです。
ところがその窓がシングルガラスで暖房付けて加湿すると滝のように結露水が流れ落ちます。でその結露水を受けて流すことまでちゃんと考えているという、その辺りがニッポン的です。
 
部屋が狭い分、設備やサービスは至れり尽くせり。
まずテレビは映画が限られたリストの中からとは言え見放題です。あと、深夜まで部屋でマッサージをしてもらえます。仕事で疲れたサラリーマンには福音と言えましょう。
風呂はお湯の出方が半端ない勢いです。上の階からの排水音は聞こえません。床がカーペットなので椅子を引き摺るキーキー音もしません。
 
冷蔵庫は中身がカラで外で買ってきて入れる方式です。貴重品用金庫はありません。その結果としてチェックアウト時にスタッフが部屋を確認する必要がなく機械でスルスルっとできます。
因みにチェックインも機械でできました。立派なレセプションカウンターがありスタッフもいますがワタシは割り箸と寸法測り用にコピー用紙を1枚もらうためだけに寄りました。
歯磨き髭剃りなどは部屋になく必要な人だけがエレベーターの脇に置いてあるのを取っていきます。コーヒーお茶類も同様。
 
こういうホテルサービスはガラパゴス的に進化したものです。単なるコスト削減も地球環境を守るためと言えばなんでもオッケー。逆に環境のためになってもコストアップだと採用されません。窓の二重ガラスとか。
連泊中の部屋の掃除は頼めばしてくれますがタオルは黙っていても毎日替えてくれます。夕方外出から戻るとドアの取っ手にタオルが入った紙袋がぶら下がっていて、人と人の接触は可能な限りなくすというコロナ禍後の世界を垣間見るようです。
 
このホテルの特徴としては部屋では経済性を極限まで追求しているのに対しロビーがやたら広くて豪華なことです。共用空間をなるべく豊かにしようという思想はリッパと言えばリッパです。
駅から歩いて2分でビルの1階に着くとそこからホテル専用エレベーターでロビーのある16階に上がります。すると目の前に湾岸の夜景がドバっと広がりあとはもうどうなってもいいわ状態。
ロビーには温泉旅館みたいに卓球台まで置いてありますが浴衣にスリッパというワケにはいきません。ビジネスホテルによくある大浴場もありません。
 
なんだかんだ言いながら十分楽しみました。
ハノイのワタシの部屋のより小さい自称ダブルベッドにも寝ました。ツマが寝返りを打つたびに転げ落ちそうになるのを断崖絶壁の夢を見ながら持ち堪えました。

ココロ和まない風景

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