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傍のソバ・ハノイ編/Ham Long通りの脇道でBun Ca

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ハノイの、地味ながら土曜の夕方などには建物の外にまで人が溢れ、讃美歌の歌声が街に響き渡ったりするHam Long/ハムロン教会の斜め向かいの小道、Nguyen Che Nghia/グエンチェーギア通りで食べたBun Ca/ブンカーです。
暑いのにツユソバにしました。短パンまで汗びっしょり。

この長さ150mほどの小道にはソバ屋が7,8軒並んでいて、週末の朝は原宿竹下通り並みの混雑となります。ワタシが密かにハノイソバ通りと呼ぶ所以です。
行ったことないけど平日の朝もそれなりに混むでしょう。周囲には役所とかオフィスが建ち並んでいるので。
彼ら、一旦オフィスに行って出社状態にした後で、ソバ屋に朝ごはんを食べに行くのです。

歩きながら、今日は何を食べるべか、みたいに店先のスープ鍋の充実具合や中の込み具合を見ながら、これでいいや、と思って店に入ります。カラオケでオジョーを選ぶのと似ています。深く考え過ぎると失敗するという点で。

それでこの日は朝9時で既に34℃の猛暑にもかかわらず、Bun Ca、魚フライ入りのブンにしました。相席にならない程度の込み具合と、店内の風通しのよさを見極めて。
ガラガラのあまり人気のない店は避けるべきかもしれませんが、ワタシは空いてる店を好みます。あと、床にティッシュと絞った後のスダチが散乱していない店。滑って転ぶことがあるので要注意です。

Bun Caにはネギ系と葉っぱ及び茎系の野菜も多く入っていて、やや脂っこい魚フライと微妙なバランスが保たれていてワタシの好きな一杯です。
魚はナマズとかライギョとか、よく知りませんがああいう類のモノではないかと推測します。ズングリむっくりした魚。
スープはあっさりしていて、野菜系のものではないかと、これもまた推測します。ま、ハッキリ言って、材料とか、さらにその産地とか、全然興味ありません。

Bun Caの店は基本的にBun Caしか出しません。あっさりスープがほかのソバには使えないからでしょう。
ハイフォン名物の赤いきしめん風平麺を使うBanh Da Ca/バインダーカーも出す店は稀ではありません。ここにもありました。
赤い麺に茶色のフライが載るとかなり強烈な感じはします。そこに補色の緑の葉っぱが加わるとクラクラします。好んで食べる人は結構います。

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