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浦島次郎日記/2022年夏編の3

7月28日 木曜日
 
5時半に家を出て阪急電車で西宮北口へ。コロナ前は普通に空港行きのバスが出てたが、今は朝3便、夜1便のみ。いつまでミズギワやってんだか。
汚れきった湖に然程汚れていない小川が何本か流れ込んでいたとして、小川の水をいくらきれいにしても湖はきれいにならない。水際対策の効果があるのは湖がキレイなうちだけ。
 
6時発、7時関西空港着。
搭乗口の半分が閉鎖され入国時の諸々チェック会場になっているので航空会社のカウンターも半分は電気が消えている。ベトナム行きがほぼ同時刻に6便くらいあり、ベトナム人の若者が目立つ。
スルスルっとチェックインから機械式出国検査まで通過。ベトナムで高齢者扱いに慣れたワタシは機械にもたつく。後ろからラップの歌声が聞こえる。
搭乗口近くでパソコン開いてシゴト。
 

まさかの定刻出発でジワジワと人が集まっていた。8割がベトナム人。留学生や、技能実習という紛らわしい名の出稼ぎの皆さんだろう。ワタシもベトナムへの出稼ぎなので同類である。
ワタシの場合、カネを払わない客とか、歩道=補道を歩いていて後ろから威嚇して来るバイクとか、理不尽なことは山ほどあるが、カレ等が味わった、味わっている屈辱や不信は如何ばかりか。
 
機内に乗り込むとそこはもうベトナム。スマホで大声で喋ったり音楽聴いたり、ピコピコ音出してゲームしたり。CAはニコリともせずさっさと座らんかい、みたいな態度。慣れればその無秩序と不愛想が快感だったりするのだ。
50%くらいの混み具合で離陸。LCCなので水も配らない。
 

12時、ニッポン時間14時、ハノイ着。コロナチェックは一切なし。
荷物がなかなか出てこない。放送も何もないのでしばらく呆然と待っていたら、既に隣の口から出ていた。よくあることとはいえ何とかならないモノか。
 
13時、Grab Taxiに乗って空港発、13時半過ぎアパート着。さすがに腹が減りニッポンで買ってきたインスタントラーメンを2個作り食べる。
15時カイシャ。ヒト妻が8割を占める愛するシャイン達と再会。お土産を配ったりしてしばし和む。
 
帰り道の、アタマを押さえつけるような暑さに疲れがどっと出て買い物にも行けず、夜はニンニクだけのスパゲッティ。持ち帰った焼酎を3杯飲んで寝る。
 
次回は11月。セカイが大きく変わっていなければだけど。

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