このところソバの話が多いのは朝走らずに歩いていて、途中でソバ屋に寄るのが1日の大きな行事になっているからです。週にほぼ4日。
朝走らないのは膝が痛いからです。災い転じて福となす
 
歩くルートはその日の気分で変えていますが、どの辺のソバ屋に寄るかはいつも考えています。
走りだと途中でソバ屋に寄るのは憚られます。汗まみれで、プラスチック椅子とは言えべちょべちょになる。
3月頃の涼しい時期に調子に乗って土日続けて15~6キロ走っていたのが膝を痛めた原因です。過ぎたるは猶及ばざるが如し
 

ここは旧市街の北の、今っぽい店が次々にできているQuán Thánh/クアンタィン通りに面したソバ屋です。往復7キロコース。
夫と思しきオヂサンが店の前で魚を揚げていて、ツマと思しきオバサンがその他一切を仕切っています。
店の看板にはBún CáメインでありながらBánh Đa Cua/バィンダークア/カニ入り赤茶幅広麺とMiến Trộn/ミェンチョン/スープなし春雨麺の文字がでかでかとあり、何でもありの店かという疑念も沸きますが、それより揚げたての魚を使っているところは滅多にないので、ウマいに違いないと思って入りました。
出てきたのを見て当たりだと確信しました。多分ナマズ系の川魚ですがキレイな色に揚っています。サクサク。スープもウマい。文句ありません。
 
ハノイの町を歩くとソバ屋が無数にあることがわかりますが、どこがウマいかはいろいろ試してみないとわかりません。
こりゃマズいって店は滅多にないものの、すっげーウマいって店もなかなかありません。
最近はいろいろ工夫をする店が増えています。この前ここで書いたBún Cáの店は揚げたての魚フライを別皿で供していました。そりゃウマいわ。
 
ウチの近所ではメンズショップって言い方がぴったりだった洋服屋がフォーボーの店に変わりました。エアコン付きの大型店で連日賑わっています。
外の看板にはニッポンにも進出したPhở Thìnそっくりな店主の似顔絵。食べ物の味の7割くらいはイメージで決まるからそういうのもアリです。本当に旨いかどうかなんて誰にも分らない。
 
次回はこの店でBánh Đa Cuaを食べてみたいと思います。あまり好きじゃないので滅多に食べないけど、この店のならイケそうな気がする。